令和３年８月　町長あいさつ

８月のごあいさつ

　令和３年８月１日　月初め式

　8月に入りました。7月18日には大雨警報と土砂災害警戒情報が出されたため、避難指示を発令しました。いくつか被害がありましたが、特に影響の大きかったのは、小田の南山へ行く県道の斜面が崩落し、通れなくなったものです。現在も復旧作業中で、今週中には通行できると思います。地域の皆さんには大変ご不便をお掛けしますが、今しばらくお待ちください。

　今月になっても新型コロナの感染拡大が止まりません。現在、1日の感染者数が全国で１万人を超え、東京都では4,000人となっています。愛媛県では20人ぐらいで、県独自の警戒レベルが感染警戒期の特別警戒期間に引き上げられました。コロナ禍になって１年半が経ち、皆さんと感染防止対策を頑張ってきましたが、今回のデルタ株は感染力が非常に強いのが特徴です。夏休みに入り、お盆も近づいているので、さらなる感染拡大が懸念されます。先日の町内放送でもお伝えしましたが、どうかもうしばらくの間、感染拡大地域との往来を控えるなど、感染対策をお願いします。

　この感染拡大を止めるには、現時点ではワクチン接種しかありません。内子町でのワクチン接種の状況は、65歳以上の人についてはほぼ終わり、現在64歳以下の人に随時接種を行っています。全体の接種率を見ると、約5割の人が１回目の接種を終えているという状況です。先週末からは49歳から12歳の皆さんに、ワクチン接種の予約票を送付しているので、基礎疾患のある人から順に電話かウェブで予約してください。一日も早くワクチン接種を完了して、日常を取り戻したいので、医療関係者の皆さん、引き続きご協力をお願いします。

　町では小中学校の子どもたちに、世界の人たちと英語を使ってコミュニケーションを取ってほしい、社会に出たときに仕事で活用してほしいという思いから、英語教育に力を入れています。その中でALTとして尽力いただいた２人が、7月末をもって任期を満了し、アイルランドに帰国することになりました。ピーターが6年間、キリアンが2年間、子どもたちに英語を楽しく教えてくれました。地域のお祭りなどにも参加して、地域の皆さんからも愛された２人でした。帰国後も元気でご活躍されることを祈っています。「また内子町に来たい」と言っていたので、お会いできる日を楽しみにしています。本当にありがとうございました。これからも町では子どもの英語教育を支援していきたいと考えています。

　先日の７月30日と８月１日には「NPBガールズトーナメント2021」が県内６つの球場で行われ、内子町では内子運動公園で試合が行われました。これは小学生女子の軟式野球で、各都道府県の代表39チームが集まり、日本一を競うものです。私も青森県と鳥取県のチームの試合を観戦しましたが、とても上手で一生懸命プレーする姿に元気をもらいました。今はコロナ禍でイベントの実施が難しい状況ですが、感染防止対策をしっかり行った上での大会でした。

　本格的な暑い夏の到来ですが、体調管理には充分気を付けてください。今月もまちづくりに一生懸命取り組んでいきますので、よろしくお願いします。