本文
令和4年4月1日 月初め式
春が訪れ、町内のさまざまな場所で桜が咲き誇り、暖かくなってきました。そのような中、令和4年度がスタートし、人事異動の辞令交付をさせていただきました。赤穂英一さんには引き続き監査委員として監査いただきます。また、教育長につきましては、新たに林純司さんに担っていただきます。どうかよろしくお願いいたします。今年の異動の規模は31%程度でほぼ例年通りです。新規採用職員は16名です。経験年数の長い職員の異動を中心に行いました。内子高校小田分校の魅力化のため、小田支所に小田魅力化係を新設しました。環境政策やマイナンバー業務、林業政策等の推進や強化するための増員を行い、近年増えてきた新たな業務にも対応できる内容になっています。そのほか、地域政策やまちづくりに関する知識や経験を身に着けさせるため、えひめ地域活力創造センターへの派遣もしています。新採職員の皆さんには、一日も早く戦力になってもらいたいと思います。
さて、地域おこし協力隊員が全国で6,000人を突破したとのことです。内子町もこれまで多くの隊員を迎え、最長3年間の任期で地域づくりに取り組んでいます。令和3年度は3名の地域おこし協力隊の皆さんが任期を終え、それぞれ活動報告会がありました。
1月には水谷さんの活動報告会がありました。彼女は御祓地区の活性化というミッションに取り組みました。閉校した御祓小学校を活用した「みそぎの里」で食事を提供し、多くのお客さまが訪れるようになりました。配食サービスやみそぎ米の販売も行っています。さらに新メンバーが空き教室11室を拠点に活動しています。彼女の活動により多くの移住者が入ってきました。
3月には岡山さんの活動報告会がありました。小田商店街の活性化や空き家対策、情報発信のミッションに取り組みました。「どい書店」やシェアオフィス、シェアハウスなど彼のさまざまな活動により、10人程度の移住者が入ってきてくれました。
同じく3月には小山田さんの活動報告会がありました。彼女は農泊事業の推進のミッションに取り組みました。農泊事業は、農家や林家でゆっくり滞在することで、地域の方との交流や体験を通じて内子の良さを理解していただくものです。内子の美しい風景や魅力ある人々を発信したり、和紙や草木染など地域資源を使った体験プログラムを企画したりすることで、内子町の美しさを伝えてもらいました。
それぞれの隊員がそれぞれの地域で、さまざまな取り組みをしてきました。どの隊員も「歴史的な町並みや景観も素晴らしいけれども、一番いいのは内子の人たちの優しい人間性だ」と言います。これは何よりもうれしいことです。協力隊の皆さんは引き続き地域に残って活動するということです。内子町は今までも多くの地域おこし協力隊員を迎えてきました。このような取り組みをさらに進め、地域おこし協力隊員とともに魅力ある地域、元気な町をつくっていきたいと考えています。
まだまだコロナ禍の中ではありますが、今月から12月まで「えひめ南予きずな博」が始まります。さまざまなイベントが計画されています。一日も早くコロナ禍が収束し多くの人に南予に来ていただきたいですし、内子町にも来ていただくよう取り組んでいきたいと思います。