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令和6年3月 町長あいさつ

ページID:0134342 更新日:2024年3月19日更新 印刷ページ表示

3月のごあいさつ

令和6年2月29日 月初め式

 まだまだ寒い日もありますが、もうすぐ門出の春が訪れます。先般の新聞で令和6年度の県立高校入学志願者数の発表がありました。内子高校は120人の定員に対し94人、小田分校は60人の定員に対し37人とのことです。志願者数が内子高校では81人未満、小田分校では31人未満が3年続くと募集停止になります。松山市内では定員をオーバーしている高校も多いので、最終的な志願者数には動きがあるかもしれませんが、何とかクリアできるのではないかと思っています。特に小田分校については、寮の部屋数が不足したため新たに整備し、本年度から受け入れをスタートしたばかりなので、志願者数が増えて安堵しています。先生方をはじめ学校関係者による魅力化の取り組みや、学生たちを受け入れる地域の皆さんの対応が評価されたものだと感じています。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

 さて、3月4日から議会定例会が始まります。議会に提出する令和6年度の一般会計当初予算は100億3千万円と、過去最高額となっています。私たちの町にとって人口減少対策は大きな課題ですが、解決のためには稼ぐ力をつけるとともに、住み続けられる町をつくる必要があります。町の魅力をさらに上げていくため、さまざまな予算を計上しています。

 まず内子座の保存修理事業がスタートします。秋ごろから一部建物の解体と仮設工事が始まるため、これらの経費を予算計上しています。工期は令和10年度までを予定しています。周辺の皆さんには特にご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

 農林業では親元就農や農業用資材の補助に加え、新たに農業機械購入の補助制度を創設しました。林業事業体などへの就業に対する補助制度も継続し、担い手の確保に努めます。

 商工業では起業や事業承継に対して補助を継続するとともに、観光客の増加に向けた事業の予算を計上しています。また今後も首都圏を中心に営業に出向き、町産品の販売促進を図っていきます。

 子育て支援では妊娠から出産、育児、修学まで、切れ目のない支援を行います。不妊治療の支援や出産時の「うちこ子育て応援券」の配布に加え、新たに学校給食費の補助も始めます。また18歳までの医療費無償化を従来通り行い、すでに小・中学生に実施している修学旅行費に対する7割程度の補助やインフルエンザワクチン接種補助を高校生まで拡充します。他にも児童公園の整備や自転車のヘルメット購入補助などを実施します。より良い子育て環境をつくるため、今後も取り組む予定です。

 移住者対策については、現在4人が活動している地域おこし協力隊へ、新たに5人の隊員を迎え、それぞれミッションに沿って活動していただきます。また移住者に対して住宅の改修や新築の費用を補助する予算を計上しています。移住者確保のためには各種ツールを使って情報発信し、移住相談会などに積極的に参加する必要があるので、その経費も計上しています。まずは私たちの町が魅力的でなければなりませんので、そのための施策を展開していきます。

 福祉については、1~3級までの身体障害者手帳などをお持ちの人に配布しているタクシーチケットの枚数を増やすための予算、新たに帯状疱疹任意予防接種や補聴器購入の補助制度の予算を計上しています。

 災害関連では、老朽化している大瀬自治センター建て替えと、新たに立石自治会館の建設を行います。また民間木造住宅の耐震化事業を促進するとともに、総務課危機管理班に危機管理監を配置し、地域防災力の強化を図ります。

 環境対策としては、昨年3月に宣言した「ゼロカーボンシティうちこ」の実現に向けて、2050年までのカーボンニュートラルを達成するため、太陽光発電や蓄電池など各種事業に対する予算を計上しています。

 道路をはじめとするインフラの修繕などにも、しっかり取り組んでいきます。

 人口減少を防ぐには産業活性化や住みやすい環境づくりを行い、さらに魅力ある町になるよう取り組むことが重要です。魅力ある町には子どもたちが残りますし、移住者も増えると考えています。次年度も人口減少対策に一生懸命取り組んでいきますので、皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。


町長あいさつ(令和7年度)
町長あいさつ(令和2年度)
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