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令和6年5月1日 月初め式
随分と暖かくなり過ごしやすい季節になりました。休日にはサイクリングなど、外に出て太陽の光を浴びながら体を動かし、健康づくりをしてはいかがでしょうか。
さて4月17日、午後11時14分に地震が発生し、内子町では震度5弱を観測しました。皆さんも南海トラフ地震が来たのではと恐怖を感じたことと思います。町では一部の職員を参集し、町民の皆さんからの電話/問い合わせ対応や夜間の目視点検、町内パトロールを実施し情報収集に努めました。夜明け後も被害調査を再開し点検やパトロールにあたりましたが、建物などに大きな被害はなく、人的な被害はありませんでした。南海トラフ地震の発生が予測されている中、今年度から総務課に危機管理監を配置しました。地震に対する備えを加速させたいと思います。命を守ることが一番大切ですので、住宅の耐震化を急いで進めたいと考えています。内子町では家全体または寝室など一部屋だけに行う耐震化への補助を行っています。特に一部屋の場合は個人の費用負担も少なく済みます。希望する場合は建設デザイン課に相談ください。皆さんも命を守る取り組みをお願いします。
さて、いくつかお知らせをします。
4月18日、道の駅内子フレッシュパークからりの敷地内に、新たに「アグリcafe川楽里」がオープンしました。カフェのコンセプトは「川」です。からりは小田川と中山川に囲まれたところに立地しているので、川を眺めながらゆっくりと食事を楽しんでいただければうれしいです。メニューは町内で採れた野菜や果物、からり施設内で作られたパンやソーセージ、アイスなどを使用し工夫を凝らしたものばかり。きっと皆さんに満足いただけると思います。これから果物がおいしい季節になるので、ぜひカフェとからりにお越ください。
また4月28日には川登地区で「第31回川まつり・筏流し」が、素晴らしい晴天の中で開かれました。5年ぶりに本来のスタイルで開催され、多くの来場者でにぎわっていました。催し物として、来場者に向けた筏乗り体験の他、全国大会の常連校である内子高校の郷土芸能部による太鼓演奏、各種バザー、宝探し、餅まきなどが実施されました。林業が盛んな内子町では、切り出した木材を筏に組み、肱川河口の長浜まで運ぶ筏流しが行われていました。その後、陸路の発達により、筏流しは昭和24年に途絶えてしまいましたが、地域文化の継承のため平成5年に川登自治会が川祭りに合わせて復活させました。今から15年ほど前には、長浜までの50㌔㍍もの行程で、16棚を連ねた60㍍の大きな筏を流す挑戦が行われ、マスコミでも大きく取り上げられたことを覚えています。この歴史ある川まつり・筏流しが以前のように復活したことをうれしく思います。
さて5月は、大凧合戦が5日、ドイツフェスタが11日、子どもフェスティバルが18日に予定されています。皆さんもこれらのイベントに出かけて、大いに盛り上げてください。外に出て体を動かして汗を流しませんか。今月もよろしくお願いします。