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令和4年5月 町長あいさつ

ページID:1331845 更新日:2022年5月26日更新 印刷ページ表示

5月のごあいさつ

令和4年5月2日 月初め式

 新年度がスタートして1カ月が経過しました。新型コロナウイルスの感染状況は相変わらずで、1日当たりの感染者数は全国で3万人程度、愛媛県では300人程度です。内子町でも若い人を中心に、毎日のように感染が確認されています。ただ昨年までの状況とは明らかに違っています。第6波のオミクロン株は感染力は強いものの、重症化しにくいというデータがあります。内子町での3回目のワクチンの接種率は、高齢者で9割弱、町全体で6割程度です。国の動向をみると、5月から4回目接種が始まるようです。引き続きワクチン接種を行いながら、少しずつ日常を取り戻していく必要があります。そして一日も早く治療薬が簡単に手に入る状況になればと思います。

 このような中、5月5日の「いかざき大凧合戦」は中止となり、4日に初節句行事のみ行われることになりました。また8月末に行っていた内子座文楽公演も中止となりました。令和5年の秋から内子座の耐震工事が始まります。来年は内子座文楽を大盛況で終えられるようしっかり準備をしていきます。

 さて4月29日の愛媛新聞で春の叙勲の発表があり、内子町からお二人が受賞されました。稲本隆壽さんは、内子町職員・教育長・町長として、「内子フレッシュパークからり」の立ち上げなど、歴史や文化を大切にしたまちづくりに45年間にわたって取り組まれました。篠﨑耕太郎さんは、内子町消防団団長を務めるなど、42年間の消防団活動で町民の安心安全のために尽力されました。お二人とも長年にわたってまちづくりに取り組み、功績を残されました。本当にありがとうございました。私たちは先輩の意志を継いで、町民の幸せと安全安心のために取り組んでいかなければならないと気持ちを新たにしています。おめでとうございます。

 次に二つのことをご報告させていただきます。

 文楽太夫で人間国宝の豊竹嶋太夫さんが、昨年8月にお亡くなりになりました。4月23日に遺品受贈式が内子座で行われ、ご遺族の村上様から床本や見台など8点をいただきました。内子座文楽は平成7年から23回開催していますが、嶋太夫さんが14回出演しています。本当に内子町を大事にして、たくさんPRをしていただきました。これらの大変貴重な品を内子座の2階に展示していますので、ぜひご覧ください。

 次に内子龍王バイオマス発電所についてです。内子町で2カ所目となるバイオマス発電所の建設が決まり、4月26日に記者発表を行いました。現在稼働している小田のバイオマス発電所は、約2,500世帯分に相当する発電能力があります。今回の発電所が完成すると、さらに約600世帯分が発電可能となります。内子町はおよそ7,000世帯ですので、計算上は4割相当の電力を2基のバイオマス発電で賄えることになります。発電時の燃料となる木質ペレットには、山林に放置されていた間伐時の未利用材を活用します。「自分たちの地域の電気は自分たちでつくる」という考えのもと、2050年の脱炭素社会実現に向けて、再生可能エネルギーの活用など「キラリと光るエコロジータウンうちこ」の取り組みを進めていきます

 これからの季節、梅雨を控えており自然災害を心配しています。人命優先で対応していかなければなりません。皆さんも避難路の確認など、災害に対する備えをよろしくお願いします。


町長あいさつ(令和7年度)
町長あいさつ(令和2年度)
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