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令和5年10月2日 月初め式
10月になりました。日中はまだまだ暑いですが、朝晩は随分過ごしやすくなりました。新型コロナも随分と落ち着き、それぞれの地域で敬老会などさまざまなイベントが実施されています。ただ新型コロナは完全に収束したわけではありませんので、引き続き注意が必要です。国が無料で行う最後のワクチン接種が始まります。6カ月以上の子どもから全ての人が対象ですので、希望する人はお申し込みください。また物価高、原油高により厳しい状況が続いています。その対応として、各種施設への給付金の支給や、低所得世帯やひとり親世帯への給付金の支給、全町民への一人1万円の生活応援商品券の配布などを実施しました。十分とはいえないかもしれませんが、ご利用いただきたいと思います。
先月は月初めのごあいさつをお休みしましたので、8月以降のイベント等について報告します。
初めに内子座文楽第24回公演についてです。8月19・20の両日、内子座を会場に文楽公演が4年ぶりに開催され、延べ約1,500人が来場しました。今回は過去の演目の中からリクエストの多かった4演目を演じていただきました。全国各地から訪れた文楽ファンの皆さんにも満足していただけたと思います。また内子本町商店街では新たな企画として、観劇特典を満載した「内子お楽しみマップ」を有志の皆さんの協力で作製するなど、地域を上げておもてなしをしていただきました。運営に当たった実行委員会や、ボランティアスタッフを含む関係者の皆さんに感謝申し上げます。
次に姉妹町村である沖縄県宜野座村との交流事業についてです。児童生徒を対象とした親善訪問交流事業は昭和48年度から始まり、今年で50周年を迎えました。今年度は町内小・中学校から9人の子どもたちが参加。大瀬中学校の水沼校長を団長とした総勢12人の訪問団が8月19日から3泊4日で宜野座村を訪問し、体験を通して子どもたち同士の絆を深めてきました。また今回は50周年記念事業として、私を含む15人の大人の訪問団も結成し、8月20~22日まで宜野座村を訪問しました。台風6号の被害があった直後にも関わらず行く先々で温かい歓迎を受け、ありがたく思いました。今回の訪問で、今後もより一層交流を促進し、両町村が多方面で協力していくことを再確認するとともに、50年後を創造する出発点になったと実感しています。12月には宜野座村の子どもたちが内子町を訪れますので、万全の体制で受け入れたいと思います。
9月29・30の両日には、八日市観月会が開かれました。4年ぶりということもあり多くの人が訪れ、行燈で照らされた幻想的な雰囲気の中、中秋の名月をお楽しみいただきました。準備していただいた八日市護国町並保存会や地域の皆さん、関係者の皆さんに感謝申し上げます。
学校関連のうれしい話題もあります。内子高等学校の陸上競技部が400㍍リレーで、ライフル射撃競技部が団体で、それぞれ全国大会に出場しました。また野球部は夏の高校野球県大会で、実に41年ぶりにベスト8進出を果たしています。さらに同校小田分校の山田愛果さんは全国商業高等学校英語スピーチコンテスト愛媛県予選で最優秀賞を受賞し、全国大会に出場しました。内子中学校の吹奏楽部は第71回全日本吹奏楽コンクール県大会で愛媛県代表3校に選出され、四国支部大会で金賞を受賞しています。他にも町外のクラブや部活動で活躍する児童・生徒が全国大会などに出場するニュースがたくさん届いています。町内の子どもたちの頑張りを誇らしく思います。彼らの活躍に元気をもらっている人も多いのではないでしょうか。
今月も町内でさまざまなイベントが計画されています。10月28日からは愛媛県全域で「ねんりんピック笑顔のえひめ2023」が開催されます。全国の60歳以上の競技者が集まり、野球やサッカー、テニス、囲碁、将棋など29の競技種目で競います。内子町では軟式野球が29日から31日まで、内子運動公園で行われますので、ぜひ応援をお願いします。また期間中は県内のさまざまな会場で競技が行われます。興味ある種目の応援に出かけてみてください。
体を動かすには良い季節になりました。各地域で祭りやスポーツイベントなども計画されていますので、ぜひご参加ください。