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令和4年1月 町長あいさつ

ページID:0130141 更新日:2022年1月17日更新 印刷ページ表示

1月のごあいさつ

 令和4年1月4日 月初め式

  新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのことと、お喜び申し上げます。また日頃から町政運営に、深いご理解とご協力を賜り、心から御礼を申し上げます 

 さて新型コロナ関連の話ですが、皆さんがマスクの着用や手指消毒、3密の回避などの感染防止対策に取り組んだことや、多くの人がワクチン接種を行ったことから、だいぶ落ち着いてきました。しかしオミクロン株の発生により、今後も油断できない状況が続いています。現在、3回目のワクチン接種を医療関係者の皆さんから行っていますが、一般の皆さんもできるだけ早く実施していきたいと考えています。

 新型コロナが日本で確認されてからまもなく2年になろうとしています。これまで感染の波がいくつも訪れました。それにより商工業を中心に大きな打撃を受けました。その度に国や県の支援を受けながら、町としても事業を継続するための各種制度を創設し、十分ではなかったかもしれませんが支援を行ってきました。今後も状況を見ながら必要と判断すれば、積極的に支援を行っていきたいと考えています。

 内子町の人口について、平成17年の合併した当時は21,000人ほどでしたが、現在では16,000人となっていて、5,000人も減少しています。これを1年単位で見ると、約300人ずつ減少していて、内訳としては自然減が200人、社会減が100人ほどでした。自然減を少なくするためには、お年寄りには健康で長生きをしてもらって、子育て世代には子どもが生みやすくて育てやすい環境をつくっていかなければなりません。社会減を止めるには、移住者が入りやすい環境を整えることや、内子町から転出する人を極力少なくする政策に取り組んでいかなければなりません。

 人口減少は地域の活力やコミュニティを奪っていくため、何としても止めなくてはなりません。そのため内子町総合計画では、戦略として二つの大きな柱を掲げています。一つは「稼ぐ力」のある町を目指すということ、もう一つは「住み続けられる」町をつくることです。

 「稼ぐ力」のある町を目指すに関しては、まず農林業や商工業の担い手確保が大切です。農業や商売をやりたい人の背中を押せるような支援に取り組みたいと思います。他にも観光産業に力を入れたいです。コロナ禍により人の流れが止まり、観光業や飲食業は大きな打撃を受けましたが、このコロナ禍は必ず収束します。その時を見据えて、内子町にある優れた地域資源を生かした魅力ある旅行商品の造成に取り組みたいです。多くの観光客に来てもらい、観光業に携わる人を増やしていきたいと考えています。

 「住み続けられる」町をつくるに関しては、子育て支援として、昨年は高校生までの医療費無料化を実施しました。今年は老朽化した公園のリニューアルに取り組みます。それから子どもたちのふるさと教育にもさらに力を入れていきます。町の歴史や文化、伝統を学ぶのはもちろん、内子町に関心を持って、まちづくりに関わってくれる子どもたちを増やせるようなことを考えていきたいです。移住者の受け入れについては、現在地域おこし協力隊の活躍もあって、多くの移住者が入ってきていますが、これをさらに加速させるため、新たな体制づくりをしたいと考えています。また働く場所の確保のため、テレワークやワーケーションを含めた企業誘致にも取り組みます。

 その他、災害対策や高齢者福祉の充実、水道などの基盤整備、新しいICT技術の活用など、一度にできませんが、一歩一歩前に向かって取り組んでいきます。

 今なおコロナ禍により不安な状況が続いていますが、そんな中でも社会は目まぐるしく変化しています。こうした中でも内子町を未来につなげていくために目標を掲げ、町民の皆さんと一緒に笑顔あふれる町を目指していきます。

 どうか今年1年が皆様にとりまして、実り多い素晴らしい年となりますことをご祈念申し上げ、年頭のあいさつとさせていただきます。本年もどうかよろしくお願いいたします。


町長あいさつ(令和2年度)
町長からのお知らせ