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令和6年7月 町長あいさつ

ページID:0134348 更新日:2024年7月17日更新 印刷ページ表示

7月のごあいさつ

令和6年7月1日 月初め式

7月に入りました。梅雨の真っただ中でぐずついた天気が続いています。今のところ災害が発生するような大雨はありませんが、これからが本番だと思いますので、十分に注意してください。

 さて、人口減少や少子高齢化が進んでいます。町の基幹産業である農林業や観光産業などを守るために対策が必要です。観光については、内子町はもっと発展できるポテンシャルを秘めています。内子本町商店街では地元の皆さんが観光庁の補助を受け、宿泊施設などの整備を進めています。町としても、賑わいのある空間づくりや来訪者の滞在時間を延ばす取り組みが必要だと考えています。観光に関わる人を増やし、観光産業を盛り上げていくことが大切です。
 6月議会では、観光情報やマナーを周知するデジタルサイネージ(電子看板)の導入や、町並みの中にある坂町小公園整備事業、旧森家住宅整備に係る第1期工事と、第2期実施設計の予算などについて承認をいただきました。
 旧森家住宅は町並みと内子座を結ぶ商店街の真ん中に位置し、敷地内に7つの建物があります。どれも価値があり大変重要なものです。これらの活用計画については、平成30年度にシンポジウムを開催した他、令和元年度には活用検討ワーキングを実施し、専門家や推進協議会委員、地元自治会、商店街の皆さん、大学生などが地域の活性化に向けて話し合いを重ねました。その後、六日市自治会との意見交換会、令和4~5年にかけて住民を対象にした見学会と実証実験「庭カフェ」などを開催し、昨年度はアンケート調査も実施しました。当時の議会で求められた住民への周知にも対応し、議会のご理解もいただきながら事業を推進しているところです。多くの人が集い、にぎやかな場・交流の場になることで商店街にも刺激を与え、さまざまな良い影響が出てくるものと期待しています。商店街が元気になれば必ず周囲にも広がっていきます。旧森家住宅の活用はまちづくりを行う上でとても大切な事業です。保全と活用を並行して行い、まちの元気を創造したいと考えています。

 次に、小田深山渓谷の施設整備計画です。ソルファオダスキーゲレンデから7㌔㍍ほど進んだところにあるT字路のそばに、観光客向けの施設を整備したいと考えています。渓谷には雨をしのぐ場所や、飲食店・宿泊施設がなく、施設整備が求められていました。そこで学識経験者や地元有識者、町観光協会、商工業、林業事業者や各種団体、一般利用者の町民などでつくる専門部会で検討を重ね、利用者・運営双方の視点で、必要な機能や規模について議論が交わされました。結果、建築面積約240平方㍍で、軽食を提供するカフェや小田深山の魅力を紹介する多目的スペース、トイレ、シャワー、駐車場などを備えた施設にする基本計画を取りまとめました。計画に対してパブリックコメントで寄せられた意見は今後の実施設計の参考にさせていただきます。この場所が来訪者や地域の交流・憩いの場として、また観光の拠点として、新たな賑わいのスポットになればと思います。現在、補助制度などの活用調査中です。可能な限り早く整備したいと考えています。

 まちを元気に、そしてまちの魅力を更に上げていくことが大切です。必要となるさまざまな事業にしっかり取り組んで、交流人口や関係人口の増加を図り、経済にしっかり結びつくよう、取り組みを進めているところです。今後ともご理解、ご協力よろしくお願いします。


町長あいさつ(令和7年度)
町長あいさつ(令和2年度)
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