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令和7年3月 町長あいさつ

ページID:0134358 更新日:2025年3月19日更新 印刷ページ表示

3月のごあいさつ

令和7年3月3日

 今年度最後の月を迎えました。
 寒い日が続きましたが少しずつ暖かくなり、確実に春が近づいています。昨年度は暖冬によるカメムシの異常発生や、その後の高温が農作物への被害を招きました。厳しく冷え込んだ今年は、農業所得がしっかり上がる年になればと願っています。

 まずは「ソルファオダスキーゲレンデ」についてお話しします。昨年度は暖冬で厳しいシーズンでしたが、今年は多くの積雪があり、インバウンドも含めてたくさんの人に来ていただいています。スキー検定1級を持つ中村時広県知事も毎年ソルファを訪れていて、今年は知事主演のスキー場PR動画も公開されました。お客さまが訪れるきっかけになり、ありがたく思います。私も先日、大勢の役場職員とスノーボードをして楽しい時間を過ごしました。内子町はスキー場が身近にある非常に恵まれた環境です。ぜひ家族や友人と出かけて楽しんでください。雪という自然相手の難しさもありますが、より多く来ていただけるよう、町としても取り組んでいきたいと考えています。

 平成17年1月1日に旧内子町・旧五十崎町・旧小田町が合併し、早いもので20年が経過しました。新町の初日、真っ白な雪に包まれたスタートだったことを思い出します。
 20周年の節目にあたり、2月8日に記念シンポジウム「歴史にのぞみ、未来をひらく」を開催しました。事前に町民の皆さんから「内子町に住んどってよかったエピソード」を募集し、思い出を寄せてくれた人から代表6人が登壇。農産物やお酒のおいしさ、小田川をはじめとした風景の素晴らしさ、子どもたちの元気なあいさつ、人の温かさ、沖縄県宜野座村やドイツ・ローテンブルク市との交流、歴史的な雰囲気や伝統芸能など、町の魅力を大いに語り合いました。内子町を訪れた人はいつも「いい町ですね」と言います。シンポジウムで語られた魅力や町全体の心地よい雰囲気を、来訪者も感じるのではないでしょうか。これからも身近にある魅力を大切にしたまちづくりを進めていきたいと思います。シンポジウム全般をコーディネートしたのは、愛媛大学の井口梓先生です。長年、内子町に関わってくださっている先生は、講演で「人口は今後も減少していくと予想される。人口や経済が急拡大していた過去とは異なる生き方や新たな価値観により、縮小しても充実した『縮充社会』を目指すことが大事」と話していました。詳細は『広報うちこ』3月号に掲載しています。ぜひご覧ください。
広報うちこ3月号はこちら

 私は人口減少対策として、現在の内子町総合計画に掲げる「稼ぐ力のある町」「住み続けられる町」を目指し、さまざまな施策に取り組んできました。4月からは第3期内子町総合計画がスタートします。新たな計画に掲げる目的に沿って、引き続きまちづくりを進めていきます。今後ともご理解、ご協力をよろしくお願いします。

 さて4日からは3月議会定例会が始まります。7年度の当初予算額は、6年度と同額の100億3,000万円です。町税などの自主財源の増加が見込めない中、物価高や人件費、建設事業費や扶助費などの経費が増えています。厳しい財政状況ですが、取捨選択をしながらしっかり対応していきたいと考えています。今月もよろしくお願いします。


町長あいさつ(令和7年度)
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