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令和4年2月1日 月初め式
今月に入っても新型コロナはなかなか収束せず、第6波のオミクロン株の感染拡大が続いています。現在、全国で毎日7万人超の感染者が出ており、愛媛県でも300人程度の感染が確認される日々が続いています。オミクロン株は従来のものよりも重症化する人が少ないようですが、感染力は強いです。風邪の症状と似ているため、コロナかどうか区別がつきにくいそうです。今までも皆さんには3密の回避や手指消毒、マスクの着用などをしていただいていますが、引き続きみんなで取り組むことが感染防止になりますので、ご協力をよろしくお願いします。
町の対策としては、3回目の接種をできるだけ早く終わらせることが重要と考えています。前回の接種から原則7カ月は空ける必要がありますが、65歳以上の人は2月中には接種を完了する予定です。64歳以下の人も、できるだけ早く接種ができるよう取り組んでいきます。それぞれの医療機関での個別接種になるので、関係者の皆さん、ご協力をよろしくお願いします。
それから県がPCR検査を町内で受けられる体制を整えています。症状はないけれど、感染の心配がある人などを対象に、内子町では五十崎自治センターで検査をすることができます。検査ができるのは、月曜日と木曜日の午前11時30分から午後0時30分までの1時間で、後日、陽性者のみに連絡が届くことになっています。検査を受けるには事前の予約が必要です。連絡先などは町のホームページに掲載していますのでご確認ください。なお、症状がある人は必ず医療機関で検査を行ってください。町内でも感染された人がいらっしゃいます。心よりお見舞いを申し上げます。町民の皆さんには感染者探しや、心無いSNSへの書き込みなどを絶対しないようにお願いします。
経済支援としては、国から事業復活支援金の制度が示されました。コロナの影響の度合いによって、中小企業で最大250万円、個人で最大50万円の支援が受けられます。第3弾えひめ版応援金では、一定の条件を満たせば、中小企業へ10万円、個人事業者に5万円の応援金を支給します。詳しくはホームページなどをご確認ください。
さて、年末から1月中にかけての行事をいくつか報告します。
昨年12月27日には、以前から交流のある東京都豊島区との文化交流都市協定の締結を行いました。豊島区とは今までも、観光物産交流都市協定や、災害時に相互に応援をする防災都市協定を結んでいます。平成30年からは豊島区の小学校に出向き、伝統工芸体験教室を行うなど、12校・約800人の子どもたちと交流を図ってきました。今後もより文化的な交流を深め、相互のまちづくりに生かしていこうと協定締結に至りました。同日には文化交流の催しとして、内子こども狂言くらぶの子どもたちが、初めて豊島区で狂言を披露しました。
1月8・9日には成人式を開催しました。昨年度はコロナの感染拡大で実施できませんでしたので、2日間で昨年度と今年度の成人式を行いました。成人式は人生の区切りとして大切なものです。成人を迎えた皆さんからは、内子のまちづくりに参画したいとの意見発表などもあり、その力強さに期待を膨らませながら聞かせてもらいました。
1月24日には地域おこし協力隊の水谷円香さんの活動報告が元御祓小学校の体育館で行われ、多くの関係者の皆さんが集まりました。水谷さんは1月末で3年間の任期を終えました。廃校となった御祓小学校の職員室を使って、地元自治会の女性部の有志の皆さんと一緒に、コミュニティカフェみそぎの里を始めました。毎月第2・4の日曜日に地元食材をふんだんに使ったランチを提供して評判になりました。それから空き教室の活用にも取り組んでくれました。現在、移住者を中心に6つの教室が利用されていて、この春にはさらに5つの教室が活用される予定です。今後も元御祓小学校を中心に、この地区がさらに発展していくことを期待しています。こういった活動がさまざまな地域で起こることが、内子町の元気や更なる魅力につながると思いますので、行政としても今後も取り組みを進めていきたいです。
今はさまざまな行事やイベントが中止や延期になっていますが、近いうちに必ず日常を取り戻していくと信じています。コロナ後を見据えて準備をし、元気な町をつくっていきたいと思います。