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令和4年6月1日 月初め式
これから梅雨の季節に入りますので、自然災害を心配しています。過去の豪雨によって小田川の河床に大量の土砂が堆積したため、愛媛県が凧合戦会場付近の河床掘削を行いました。まだ実施していないところもありますので、引き続き掘削を進めてもらうよう愛媛県に要望しています。大雨による土砂崩れや浸水など、さまざまな災害が想定されます。いま一度、避難路の確認など災害に対する備えをよろしくお願いします。
さて、いくつか報告があります。
一つ目は宜野座村との交流事業についてです。宜野座村とは昭和48年から訪問交流事業や文化交流事業を続けてきました。訪問交流事業は2年ごとに開催され、行政、議会、住民が相互に訪問するほか、子どもたちも10名程度が参加しています。しかし令和2年からは新型コロナの影響で実施できておらず、本年度も残念ながら中止となりました。現時点で秋の新型コロナの状況は不明ですが、文化交流事業を実施する方向で検討しています。10月に宜野座村で開催される「宜野座村まつり」に内子町の有志が参加する予定です。また11月に内子町で行う「伝統芸能まつり」には宜野座村の芸能団をお迎えしたいと思いますので、町民の皆さんも参加をお願いします。
二つ目は「内子座落語まつり」についてです。先日、テレビや新聞で報道がありましたが、内子座の改修工事が令和5年の秋から始まります。完成には4年ほどかかる見込みですので、内子座でのイベントがしばらく開催できなくなります。そこで、現在の内子座を全国の皆さんに楽しんでいただきたいと思い、内子町と南海放送の共催で「内子座落語まつり」を行うことにしました。9月23日から10月2日にかけて、笑福亭鶴瓶さん、立川志らくさん、桂南光さん、春風亭昇太さん、立川談春さん、立川志の輔さんの6名が出演します。第一線で活躍している素晴らしい方ばかりで、内子座で見られる機会はなかなかありません。ぜひ多くの人に見に来ていただきたいです。
三つ目は6月3日に行われる全国広報広聴研究大会です。この大会は令和2年度に内子町で開催される予定でしたが、新型コロナの影響で中止となっていました。今回は参加者全員に抗原検査をしていただくなど、しっかりと感染防止対策を取って実施します。北は北海道、南は鹿児島から総勢約200名の参加者をお迎えします。より良い広報紙のあり方について皆さんで考える機会になると思います。
最後に、愛媛県全域で普及促進を図っているサイクリングについてです。内子町ではシクロクロス大会を毎年開催するなど、その土壌ができつつあります。観光振興や健康づくりのためにも、多くの人に自転車に親しんでいただきたいと考えています。地域おこし協力隊の大川隊員が中心となって、毎月1回程度サイクリングイベントを企画しています。ぜひ参加してみてください。
なかなか新型コロナが収束しない状況ではありますが、感染防止対策を取りながら少しずつ日常を取り戻したいと思っています。皆さんのご協力をお願いします。