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令和6年11月1日 月初め式
11月になりました。まだまだ暑い日もあり、気候変動が心配です。
先日の衆議院議員総選挙では「移動期日前投票所」を開設しました。投票所の統合により会場が遠くなった地区に車で出向き、仮設の投票所で期日前投票を行うものです。皆さんの利便性を図ることで投票率アップを目指したものですが、多くの利用があり、「ありがたい」という声をたくさんいただきました。今後も継続していきたいと考えています。
10月は町内各地で運動会が開催されました。地元住民が少なくなった地域では、親戚や友人の参加を認めたり、誰でも楽しめる種目を取り入れたりするなど工夫を凝らしています。私も内子地区の運動会に選手として出場し、楽しい時間を過ごしました。役場職員の皆さんも選手やスタッフとして参加していました。今後も地域活動のサポートをよろしくお願いします。
また24日から3日間は、東京都で内子町の伝統工芸品や酒、ジャバラなどの農産物の販売促進活動をしてきました。商品販売の他、内子産食材を使った料理の提供も実施しました。「内子に行ってみたい」と多くの人に興味を持ってもらうことができ、まちのPRになったと感じています。今後も内子への集客を増やすため、さまざまな機会で情報発信に努めていきます。
今年は元日に能登半島地震が発生し、4月17日には内子町でも震度5弱を観測する地震がありました。南海トラフ地震が来たのではないかと恐怖を感じたのを覚えています。まずは自分や家族の命を守れるよう、事前の備えが重要です。そのために家具の転倒防止や住宅の耐震化などを早急に進める必要があります。
家具の固定は、特に高齢者の皆さんには作業が大変な場合もありますので、設置も含めた補助制度を創設します。木造住宅の耐震化については、家全体の耐震化と、寝室などへの耐震シェルターの設置に対して費用の一部を補助しています。家全体の耐震化は補助上限が120万円で、工事費は比較的高くなります。シェルターは価格が4畳半サイズで約45万円、そのうち40万円を町が補助するので実質負担は約5万円です。設置が容易なこともあり問い合わせが増えているようです。実物を内子分庁の正面玄関に置いているので、ぜひご覧ください。なお補助を受けるには、住宅が昭和56年5月31日以前に建てられていること、耐震診断を行うことなどの条件があります。検討したい場合は建設デザイン課にご相談ください。
町としても防災備品の充実など地震対応を強化していきます。皆さん自身も命を守る取り組みをお願いします。