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令和4年3月 町長あいさつ

ページID:0132338 更新日:2022年3月14日更新 印刷ページ表示

3月のごあいさつ

令和4年3月2日 月初め式

 3月に入り、随分と温かくなってきました。新型コロナウイルス感染症の第6波の感染拡大は続いていますが、皆さんには引き続き三密の回避や手指消毒、マスクの着用など、基本的な感染対策をお願いします。

 現在、ロシアがウクライナに侵攻し、多くの犠牲者が発生していることが、連日報道されています。武力で独立国を侵略し、自分の意に添うようにすることはあってはなりません。その中でもウクライナの人々は、ロシアの侵略に対して果敢に立ち向かっています。日本の北方領土は既にロシアに実効支配されているため、私たちの国も侵攻された場合の対応を真剣に考えておく必要があると思います。今までは正常性バイアスがかかって、「侵略なんかするはずがない」「されるはずがない」などと、なんの根拠もなく安心していたと思います。もちろんこのようなことが起こらないことが一番ですが、起こった時にどう対応するのかをしっかり考え準備しておくべきです。国民の生命財産を守ることは国の基本ですので、政治家はしっかり議論し、方向性を出して欲しいと願っています。

 さて、ご報告することが二点あります。
 一つ目はローテンブルク市との姉妹都市10周年の記念事業についてです。2011年に姉妹都市締結を行ったため昨年で10周年を迎えましたが、コロナの影響で記念式典を開催することができませんでした。今年も開催が難しい状況なので、ローテンブルク市のナーゼル市長とオンラインで協議した結果、今回の式典は見送り、15周年の2026年に盛大に記念行事を実施するとの話になりました。
 二つ目はドイツ人国際交流員のドレーン、アルントさんについてです。内子町に着任されて15年8カ月になりましたが、ご結婚されるため今月末でドイツに帰られます。ドレーンさんはドイツ・ローテンブルク市との交流の架け橋になってくれて、姉妹都市盟約を結ぶのにも大きな役割を果たしてくれました。他にも青少年海外派遣やドイツ語講座、学校での国際交流の推進など、さまざまな取り組みをしてくれました。本当にお世話になりました。ドレーンさんには内子町とローテンブルク市との絆大使に任命させていただきましたので、ドイツに帰っても引き続き交流促進に力を貸してくれることになっています。長い間お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

 今月は3月議会定例会があります。当初予算には人口減少対策やコロナ対策に関するものなども計上しているので、その施策の一部をお話しします。
 まず担い手支援についてです。農業の親元就農に対する支援は、国の制度と調整中で、今回は計上できませんでしたが、林業は林業事業体へ就職した人に支援を行います。商工業については、新たに創業・起業する人や事業拡大する人、事業承継する人に対して支援を行いたいと思っています。またコロナ禍の影響を受けた店のための応援チケット販売や、観光協会への支援、観光プロモーション事業も実施していきたいです。
 移住・定住については、地域おこし協力隊を中心に移住定住者が増加していますが、さらに促進させるため移住コーディネーターを設置する予定です。さらに移住者が内子町で住宅を新築する場合に補助が受けられる制度を新たに創設します。
 子育て支援では身近な公園の改修や各種支援制度の充実を図りたいと思います。
 その他、さまざまな施策に対する予算を計上しているので、議決いただければ、4月から早急に取り掛かりたいです。これらの施策は町民の皆さんとの意見交換などの中から生まれてくるものです。現在はコロナ禍の中で、皆さんとお話しする機会は減っていますが、近いうちに必ず日常を取り戻していくと信じています。いただいたご意見を反映させて、人口減少を食い止め、元気な町をつくっていきたいです。

 


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