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町長室へようこそ

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年5月14日更新

5月 町長あいさつ

 例年ならば五月晴れの空の下、家族で山や海へ出掛けたりして楽しい季節であるはずのところ、新型コロナウイルス感染症の影響で気持ちまで暗くなってしまいます。「なるべく家にいてください」と自粛のお願いしているため、町民の皆さんもストレスが溜まっていると思います。しかし、この難局を乗り切らなければいけません。

 ドイツのメルケル首相は、この事態を「第二次世界大戦後、最大の経済の落ち込みではないか」と言っています。コロナの怖さは経済だけではありません。飛沫や接触などの自分の行動で他人にウイルスを移す可能性があるため、人間の心にまで大きな影響を与えています。一番の不安材料は、特効薬やワクチンがないことです。数値上、収束しているとしても特効薬やワクチンがない限り、元の状態へと回復するには少し時間がかかるのではないでしょうか。感染拡大を止めることは重要ですが、同時に経済活動も少しずつ動かしていかないと大変な状況になると感じています。

 5月6日までの緊急事態宣言が5月31日までに延長となりました。内子町の対策本部でも学校のことや補正予算のことなどさまざまなことを何度も検討してきました。町独自の対応としては、利子補給制度の実施や売り上げ減少に伴う補助金の交付を行いました。また、国民一人あたり10万円を交付する特別定額給付金も含めて計3件の専決処分を行いました。国や県の方針がどんどん変わるため町の方針も変えざるを得ません。本来ならば議会の議決を経るべきですが、緊急の事態ですので専決処分とさせていただきました。

 しかしながらなかなか出口が見えません。各都道府県の知事の皆さんが体を張ってさまざまなことを考えていますが、特別措置法の執行は国が担っていることなので状況に応じた対応策を示してほしいです。イギリスは、数値に対して対応策を事前に国民の皆さんに提案されているようです。日本独自の対応の仕方がありますが、いいものは取り入れるべきだと思います。そしてはやく収束させる、普通の日常生活に戻すことが大事です。

 先日の連休中に読んだ本の中で、感染症問題は世界の歴史を変えてきたのだと考えさせられるものがありました。14世紀頃流行した「ペスト」という感染症は、ヨーロッパの約3分の1の人が亡くなるほどの猛威を振るいました。領主や教会は権力を失い、封建社会が崩壊。その後、復興と新しい文化を造る運動「ルネサンス」が起こりました。この歴史から世界的な規模の感染症が解決した後には、違った価値のある社会が生まれてくるのかもしれません。

 7日も対策会議を予定していますが、方向を定めてしっかりと対応していかなければなりません。皆さんに緊張を持続させるような日々が続いていますが、よろしくお願いいたします。

令和2年5月7日