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町長室へようこそ

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年1月21日更新

1月 町長あいさつ

 明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 今年は例年に比べ、年末年始が9連休と長い休暇になりました。しかし一日一日が早く過ぎ、あっという間に終わった感じがしています。私は例年通り、小田の立石地区の皆さんにお誘いいただき、八ツ末の峠に初日の出を拝みに行きました。今年は残念ながら曇りだったのですが、地域の皆さんが大勢集まっていました。甘酒の振る舞いやら獅子舞やら、一生懸命取り組む姿に感動しました。毎年のことながら、地域の皆さんの頑張りに頭の下がる思いでした。

 昨年を振り返えりますと、やはり平成が終わり令和という時代を迎えたことが挙げられます。新しい天皇陛下がご即位になり、皇居でのさまざまな行事を通じて歴史の深みや重みを感じることができました。同時に、新しい時代に向けて身の引き締まる思いになりました。もう一つはラグビーワールドカップです。ベスト8に残ったとこともすばらしいことですが、ワンチームの精神に感動しました。経済団体の調べによりますと、ワールドカップの経済効果は、約4,000億円にも上るそうです。驚きですね。

 さて、私は町長に就任して以来、「子どもたちに夢を」「働く人に元気を」「お年寄りに安心を」そして「安全・安心な町づくり」に取り組んできました。子どもの医療費無料化、学校教育施設の環境整備、農産物や町内企業産品の台湾や香港などへの販路拡大のほか、デマンドバスにも注力しました。安全・安心の分野では、消防機器の充実や避難所の整備など、町民の皆さんの協力や職員の皆さんの頑張りで、一定の成果を収めることができました。昨年はアジア都市景観賞を受賞することができました。この賞はアジアの人々にとって幸せに生活できる生活環境や、他の国々や他の都市の模範となるべき都市として表彰されるものです。今回はアジア7カ国、36都市からの応募がありました。町並みや山並みだけではなく、自治会活動などの取り組みが受賞に結び付いたのだと思います。また、新しく四国学院大学と舞台芸術の分野で連携協定を締結。町民の皆さんにも関わっていただきながら、すばらしい舞台になりました。そして12月には「第25回シクロクロス全日本選手権大会」を開催することができました。この大会で優勝した選手は、世界大会の出場権を得られるという大変大きな大会です。今までの取り組みを評価していただいたからこそ、誘致できたのだと思います。一丸となって頑張っていただいた、町民の皆さんと職員の皆さんに感謝します。町にこのような活動があるからこそ、『広報うちこ』が2年連続で内閣総理大臣賞を受賞できたのだと思います。今年6月には「全国広報・広聴研究大会」が内子町で開かれ、全国から400名ほどの関係者が来町される予定です。中身の濃い充実した大会になるように、大会を盛り上げていきましょう。

 次に財政に関する話です。内子町は決して経済基盤が安定した町とは言えません。平成28年度の統計によると、内子町の町民所得は231万7千円ほどです。これは愛媛県内20市町の中で、下から6番目です。非常に脆弱な経済状況だと考えています。内子町の農家の平均耕作面積が一町一反と規模が小さいことや、大企業がないことなどが要因として考えられます。町の財産は保全するだけではなく、どのように活かしていくのか、経済的なものにどう転換していくのかということを真剣に考えなければなりません。町並み保存活動を始めて30年が過ぎました。今でもたくさんの人にお越しいただいておりますが、地域にお金が落ちる仕組みが確立できているかと言われれば、まだまだ足りないと思います。内子座も以前から比べると、活動や公演の幅も広がってきました。保全するだけでなく、積極的に使っていく、利用していく、少しでも経済的なものに転換していくことが大切です。小田深山もそうです。あの美しい自然を見に、年間約5万人が訪れています。今のままではもったいないです。深山荘が老朽化して、それに代わる新しい施設の整備を計画していますが、事業に取り組むことで人材が育ったり、少なくとも地域経済に影響を及ぼしたり、そういう仕組みを築きたいと考えています。深山から車で50分ほど走ると、四国カルストがあります。シーズンには渋谷じゃないかと思うほど賑わっていました。その光景を見たときに、どのようにして四国の屋根全体を活性化していくのか、良い物を残しながらどうやってお金が落ちる仕組みをつくっていくのか、真剣に考えないといけないと感じました。職員だけで進める話ではありません。これは町民の皆さんと職員の皆さんの共同作業で進めなければなりません。もう、与えられた仕事だけをやり上げる時代ではないです。自分で考え、工夫し、政策を作っていく。課題は現場にあります。夢も現場にあります。現場に目を向け、足を運び、今の制度や仕組みの中で何ができるのか、どうしたらいいのか、自ら考えて行動してください。職員の皆さんの頑張りを、心から期待しています。

 私の3期目の任期も、あと1年です。残された課題、将来への芽出し、全力で仕上げさせていただきたいと思っています。夏には東京オリンピックがあります。そしてスポーツマスターズ2020も行われ、内子運動公園野球場は軟式野球の会場になっています。たくさんの人たちが来町されることでしょう。今年は子年です。ネズミは増える、拡大するという縁起があるそうです。経済状況をはじめ、いろいろなことが伸びて広がっていく年でありますように――。今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。