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町長室へようこそ

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年4月10日更新

4月 町長あいさつ

 新年度のスタートにあたりまして、ごあいさつ申し上げます。

 昨年度は3月までで12名の職員が退職されました。4月からは新たに14名の職員を採用し、3名を再任用しています。この体制で31年度がスタートします。また、今年度は愛媛地方税滞納整理機構と、愛媛県経済労働部にそれぞれ職員を1名ずつ出向させました。昨年度に引き続き、愛媛県東京事務所と後期高齢者医療広域連合にもそれぞれ1名を派遣しています。逆に愛媛県からも1名の職員を受け入れ、町並・地域振興課で頑張っていただくことになりました。それぞれの職場で万全を期して、町民の皆さんの期待に応えていただきたいと思います。

 私の公約は「子どもたちに夢を」「働く人に元気を」「お年寄りに安心を」「安全・安心な町づくり」です。3期目の後半はこの4つの柱の仕上げに取り掛かりたいと思います。

 特に「子どもたちに夢を」の分野では、新しい学習指導要領の下で英語学習が大きく変わりますので、それに対応していかなくてはなりません。また、子どもたちが互いに尊重し合えるいじめのない環境づくりや、認定子ども園に向けての準備を進める必要があります。課題はたくさんありますが、一つ一つの課題にしっかりと向き合いましょう。

 「働く人に元気を」の分野では、商工業者の皆さんや農家の皆さんにも頑張ってもらわなくてはなりません。特に農産物などの販売額は、今年35億円を目標にしています。昨年は災害が多かったため達成できませんでしたが、今年は目標達成に向けて頑張っていただきたいと思います。昨年度、初めて内子の柿200ケース分を冷蔵して香港に輸出しました。まだまだ課題はありますが、好評だったと聞いています。香港だけではありません。台湾やシンガポール、マレーシアなどにも愛媛県の営業本部とタッグを組みながら販路拡大を目指してほしいと思います。

 内子フレッシュパークからりは4月27日にリニューアルオープンします。今はその準備で大変だろうと思いますが、多くのお客様が期待しています。小田の郷せせらぎと一緒に、さらに愛される道の駅になるよう、頑張っていただきたいと思います。

 「お年寄りに安心を」の分野では、大きな課題であったデマンドバスの運行網がほぼ全町に配備できました。今後もさまざまな要望が出されると思います。調整を図りながら、住民の皆さんが利用しやすいデマンドバスとして、利用者の声を聞きながら改善していくことが大切です。

 最後は「安全・安心の町づくり」の分野です。平成を振り返ってみますと、阪神淡路大震災があったり、東日本大震災があったり、熊本地震、そして昨年7月の豪雨災害、台風と、大きな被害に見舞われてきました。日本列島の北から南まで、「災害が起こらない地域は無い」といっても過言ではありません。そういう日本の置かれた状況の中で、私たちは逃げるわけにはいきません。もしかすると昨年以上の災害が発生するかもしれない――。常に頭に入れておきながら、万全の態勢を取らなくてはなりません。避難所や消防機材の整備、地域防災計画の見直しなど、やらなくてはならないことが山積しています。それぞれの担当する分野で、全力を挙げて向き合っていただきたい。昨年は20億円を超える大きな被害が起こりました。復旧復興に全力を挙げるということが、何よりも大事であります。隣の大洲市や西予市、宇和島市に大きな被害が出ていますので、互いに協力することも必要だと思います。

 さて、今日(4月1日)は新元号の発表があります。昭和から平成にかけて、大量生産と大量消費という大きな社会構造、経済システムが構築されました。これからの社会構造は、おそらく外国人の力に頼らざるを得ない分野が増えてくると考えています。日本の将来が希望に満ち、国民の皆さんが幸せに暮らせる、そんな時代であってほしいと思っています。戦後74年が経過しました。日本はその後、一度も戦争をしていません。しかし世界には今も戦争で苦しんでいる人たちがいます。日本は平和を追求してきました。これからの時代も、若者が二度と銃を握ることがない国であってほしい。そんな新しい時代がやってきてほしいと願っています。

 今年は、消費税が10㌫に引き上げられる予定です。それに伴い、皆さんの事務も増えることが予想されます。また、森林環境税や幼児教育の無償化などの制度改革にも向き合わないといけません。どうか、町民の幸せのために頑張っていただきたいと思います。

 先日、産業振興課の職員と一緒に、宮崎県に行ってきました。西米良村という、人口1,000人ちょっとの村です。その中にある100人ほどの小さな集落が、日本農業賞を受賞しました。そこはいわゆる限界集落、幅の狭い道しかありません。行き詰まりの集落の中で地域の将来を見据えて、どう発展させ、定住を図っていくのか――。集落が総力を挙げて取り組まれていました。宿や食事処を経営、周辺の山や川を活かした景観づくりに取り組んだことで、集落内にある施設「おがわ作小屋村」には、年間2万人を超える観光客が訪れるようになりました。72%だった高齢化率が、今では58%まで下がってきたそうです。まさに日本の農山村モデルではないでしょうか。内子町にも、そういう可能性のある地域がいっぱいあるはずです。「もう駄目だ」と思うのか、「いやいや冗談じゃない。俺たちはこれからがスタートなんだ」と、土俵際であっても踏ん張れるのか、その違いが将来の結果に表れるのだろと思います。自分たちに力がないところは、周りの人たちに力を借りたらいいのです。国内にないものは、外国の先進的な事例の中から力や知恵を借りたらいい。私たちが生まれ育った地域の将来が、幸せで安定して持続できる地域であってほしいと願うのは誰しも同じです。そのために、私たちは何をするのか、何をしたらいいのか――。職員の皆さんの政策形成力がとても大切になってきます。事務の量は増えていますが、ぜひとも外の町を見てください。外国にも出掛けてください。その中から得られるものがたくさんあるはずです。自分たちが考えている以上に知恵を持った自治体、国はたくさんあります。出かけていくことで少しでも自分を磨いて、そして町の皆さんの幸せのために尽くしてください。