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令和5年12月1日 月初め式
今年も早いものであと1カ月になりました。やり残したことがないよう、清々しい気持ちで新年を迎えたいものです。
先月は各地で久しぶりとなる行事が多く開かれました。小田地域では「小田の郷ふるさとまつり」と、内子高校小田分校の文化祭が同時開催されました。高校生による獅子舞の披露や、分校の魅力を中学生に知っていただく取り組みなど、さまざまな工夫を凝らして地域と一体になった素晴らしいイベントだったと思います。また「大瀬農業祭柿まつり」や「うちこ文化祭」、「五十崎文化祭」など、どの会場も大いに盛り上がっていました。新型コロナウイルス感染症により長らく活動ができませんでしたが、地域のコミュニティが復活したことに感慨深い気持ちです。各イベントに関わっていただいた皆さん、ありがとうございました。
11月は自転車のイベントが2つ開催されました。1つは、11日(土)の「内子グループライド」です。愛媛県ではサイクリングを推奨しており、11月の第2日曜日を「愛媛サイクリングの日」と定め、県内各地でイベントが開かれています。内子グループライドには70人以上の参加者があり、2つのコースに分かれてサイクリングを楽しみました。私は46キロのロングコースに参加しました。自転車のレンタルもあるので、多くの人に参加いただき、盛り上げていただければありがたいです。
もう1つは19日(日)に行われた「第11回小田川シクロクロスinうちこ2023」です。県内外から約220人の選手が参加し、1周2.1kmの特設コースで白熱した試合を展開しました。前半は、キッズ、ジュニア、レディス、初心者、中級者、上級者の各クラスで競技が行われました。特に上級者クラスでは土手を駆け上がる特別コースが用意されており、選手の体力や技術に感心すると共に非常に見ごたえのあるレースでした。午後2時からは90分間でコースを何周できるかを競う耐久レースもありました。1チーム4人までで中学生以上は誰でも参加できます。今年は60チームの参加があり、初心者から上級者、応援団も含めて盛り上がりを見せました。私は昨年に引き続き役場のチームに入れていただきました。前日の雨でわだちができるなど路面状態は悪く、1周するのも大変でしたが、皆さんの応援を受け何とかバトンをつなぐことができました。内子高校からも野球部や陸上部の計10チームが参加し、レース途中に本部テントで自己紹介をするなど、笑いや楽しさを提供してくれました。ぜひ来年も参加いただければと思います。前日の雨の中での準備、当日の運営、そして屋台での食事の提供などで関係者の皆さんには大変お世話になりました。感謝申し上げます。
さて、内子町では今年3月にゼロカーボンシティ宣言を行いました。これは地球温暖化を防ぐため、2050年に二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量実質ゼロを目標に取り組んでいくことを宣言したものです。実現には、私たちの日々の生活の中で環境への意識を高めていく必要があります。化石燃料の石油の利用を少しでも減らすため、近くに出かける際は車を使わず歩いたり、自転車を使ったりするなど、実行する意思があればすぐ取り組めるものもあります。サイクリングイベントの開催も、自転車をより身近に感じていただくきっかけになればと思っています。皆さん、まずは通勤などに自転車を活用してみませんか。
12月4日からは12月議会定例会が始まります。議案は条例改正や補正予算など14件です。一般会計の補正予算額は約1億2千万円で、内容はこども医療費などの子育て支援、太陽光パネル設置などの補助、がけ崩れ防災事業などです。承認を得られれば速やかに実施したいと考えています。
今月もよろしくお願いいたします。