本文
景観法が平成16年に施行され、内子町は平成17年度に景観行政団体に移行しました。平成20年9月には町民の参加と合意の下、「内子町景観まちづくり計画」を策定。やすらぎのある生活空間の創設や豊かな自然環境の保全、地域資源を生かした観光など、内子らしい良好な景観形成を図ることで地域間交流の促進を図っています。
同計画では町全体を景観計画区域として設定し、建築物のデザインや色彩についての基準を定めるなど、良好な景観づくりに努めています。自然素材の推奨や植栽などの緑化を図ることで、町全体が落ち着きのあるたたずまいへと少しずつ変わり始めています。
平成25年1月には愛媛県で唯一となる「内子町景観農業振興整備計画」を定めました。農業を美しい風景や自然環境をつくっている重要な要素として位置づけ、その営み自体が魅力となるよう「景観と調和する営農」や「農用地等の保全」などの方針を示しています。また、令和元年6月には国から「内子町歴史的風致維持向上計画」の認定を受けました。今後は町並みや棚田、内子座などに代表される内子町の特色ある地域文化を維持向上すべき歴史的風致として定め、守り育てることで地域活性化を図りながら暮らしの満足度や豊かさの向上にもつなげていきます。