本文
「エコロジータウン内子」を掲げる内子町にとって、環境保全はあらゆる施策の基礎となるものです。
同時に内子町は、「町並、村並み、山並みが美しい、持続的に発展するまち」を目指しています。こうした景観の美しさは好ましい環境につながり、人と自然の調和が生まれて初めて形成されるものです。その美しさの中で、将来にわたり住み続けていくことのできる町が、エコロジータウンです。
内子町環境基本計画は、内子町の環境への取り組みの方向性を示し、エコロジータウンの実現を目指すものです。「自然」「暮らし」「環境教育」の3つの視点から未来につながる環境まちづくりを推進します。
内子町は地域バイオマスに着目し、その総合的な利活用を進めるため、平成18年度に「内子町バイオマスタウン構想」を策定し、推進しています。
「森」「畑」「まち」の3つのプロジェクトを軸として、未利用木材のペレット化や竹資材の活用、生ごみの堆肥化、廃食油の回収とBDFの製造などに取り組み、資源循環型社会の構築を目指しています。
内子町は環境NPOサン・ラブとの協働により、環境浄化微生物「えひめAI-1」の利用を推進しています。えひめAI-1は酵母・乳酸菌・納豆菌と糖蜜などを発酵培養させたもので、微生物の働きにより生ごみや排水管などの悪臭対策、水質改善の効果が期待できます。
「子どもから大人までの切れ目のない環境教育」を目指し、NPO法人内子未来づくりネットワーク等と連携して、ESD(持続可能な開発のための教育)の推進に取り組んでいます。幼稚園・保育園では自然観察やエコレンジャーなどの体験活動、小・中学校では地域や企業の方を講師に迎えふるさと教育に力を入れるなど、生涯を通じた環境学習を実践しています。
町民有志にて構成される5R推進委員会において、分別方法の見直しやごみ収集にかかる課題解決などについて協議するとともに、環境を考える日「アースデイ」にあわせてごみ拾いの活動を行うなど、ごみの減量に向けた取り組みを行っています。