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内子町は愛媛県のほぼ中央、松山市(県庁所在地)から約40㎞の地点に位置しており、 総面積299㎢の内、約8割を自然豊かな山林が占めており、町の中心部には一級河川・肱川の支流である小田川が流れる風光明媚な町です。
平均気温は約15度と温暖で、年間降水量も1,500~1,600mmと農業に適しています。盆地特有の昼夜の寒暖差で果実がより甘くおいしく育つことなどから、県内有数の落葉果樹(ブドウ、キウイフルーツ、桃、梨、栗、柿など)の産地となっています。また、野菜もキュウリ、ピーマン、トマト、芋類など多様な品種が生産されています。
その他、内子町の農業の取組については「高次元農業の推進」のページで詳しく紹介しています。
さまざまな相談や案件に対応するため、内子町(農村支援センター)、内子町農業委員会、愛媛県大洲農業指導班、JAで構成する就農サポートチームを結成しています。
就農相談から研修先の紹介、就農計画の作成、就農後のケアにいたるまで、サポートチームが伴走します。
就農サポートチーム |
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町・県 |
農業委員会 |
地域JA |
内子町農村支援センター 愛媛県大洲農業指導班 |
内子町農業委員会 |
愛媛たいき農協 えひめ中央農協 |
内子町での就農を目指す方を対象に、「内子町新規就農者研修滞在施設」を用意しています。家賃3万円/月で農機具などを使え、住みながら指定の研修先に通うことができます。なお、退去してから5年後に内子町で引き続き農業を続けている方には、納めていただいた家賃相当分(24ヶ月分まで)を補助金としてお支払いする制度があり、実質家賃ゼロにすることも可能です。
内子町は環境保全型農業の一環として、過剰施肥を防ぐために無料の土壌診断を行っています。また、診断結果には愛媛県大洲農業指導班からの施肥管理アドバイスを記して依頼者へお返しします。
無料の土壌診断と施肥管理アドバイスをセットで利用できるのは内子町ならではの魅力です。
JAの共同選別、共同販売を利用するほか、道の駅などの直売所もあります。特に、道の駅「内子フレッシュパークからり」は全国的にも評価が高く、町内・県内のみならず県外からも観光客が訪れます。内子町にいながら各地の消費者に自分が育てた農産物を直接販売できるのは魅力の一つです。
松山市へのアクセスも車で30分~1時間程度と、都市部への販路開拓もしやすい立地となっています。
町外出身者が内子町で就農するまでの一例を流れで紹介します。
(例)
①内子町農村支援センターへ就農相談
(生産したい作物は決まっているか、どのような経営を目指すか、就農への意欲はあるか)
②新規就農者研修滞在施設の内覧
③希望する作物に応じた研修先との面談
④研修先の受入決定
⑤新規就農者研修滞在施設への入居前面談(就農意欲などを最終確認)
⑥入居の決定
⑦引っ越し
⑧研修中の補助金(準備資金)受給の手続き開始(窓口:愛媛県大洲農業指導班)
⑨研修開始(研修先と決めた日から基本2年間)
⑩研修中から少しずつ独立自営就農後のプランを作成(農地の候補、経営規模、収支計画)
⑪研修終了後1年以内(準備資金の条件)に就農
⑫青年等就農計画を作成・承認申請(サポートチームが作成をサポートします)
⑬青年等就農計画の認定(内子町認定新規就農者になります)
⑭経営開始後の補助金(経営開始資金)の受給申請
⑮就農開始から1年以内に補助金(経営開始資金)受給開始
⑯随時サポートチームによる巡回指導
※②~⑤は同時進行で進めるため順番が多少前後することがあります
※まずはお気軽に農村支援センターへご相談ください