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3月11日午後2時46分、三陸沖を震源に日本の観測史上最大となるマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。
この地震による大津波と、福島第1原子力発電所からの放射線物質の放出などにより、東北から関東にかけて広い範囲に甚大な被害が広がり、多くの尊い命が失われ、数十万人もの方々が避難されています。
お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に町民を代表して心からお見舞い申し上げます。
内子町は、被災された方々に対して「内子町として何ができるか」を考え、国や県からの情報をもとに、避難支援や義援金の募金、物資提供などの援助活動に対し取り組んでいます。
3月18日には、まちづくりを通して縁のある岩手県遠野市からの要請を受け、内子商店会の皆さんが中心となり集めていただいた生活物資などを早急に発送しました。
道路事情や燃料などの問題により、いつ現地へ着くか分からないという状況の中での発送でしたが、21日の午前9時ごろ、遠野市の災害対策本部に届いたとの連絡をいただきました。
皆さんの真心を1日でも早く届けられたことに安堵しています。
このほかにも自治会や各種団体など、大勢の町民の皆さんが素早く対応してくださっていることに、深く感謝申し上げます。
今後も十分な情報の収集に努めながら、内子町として最大の努力をしていきたいと考えています。
どうかこれからも町民の皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。
そしてまた今回のことを教訓に、日頃から危機管理や防災意識の向上に努め、安全・安心なまちづくりを進めていきたいと思っています。
平成23年3月22日
愛媛県内子町長 稲本 隆壽