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内子町文化芸術推進基本計画は、内子町総合計画を推進していくための個別計画の一つとして位置づけ、文化芸術基本法に基づき、今後の内子町における文化芸術に関する施策の方向性を示し、戦略的かつ継続性のある取り組みを行うために、2020年度から2024年度までの計画期間で2019年度に策定したものです。
この度、その計画期間が満了となることから、文化芸術に関するこれまでの取り組みをさらに促進させるため、2025年度から2029年度までの期間で第2期計画を策定しましたので公表します。
内子町文化芸術推進基本計画(以下、「計画」という。)は、内子町総合計画を推進していくための個別計画の一つとして位置づけ、今後の内子町における文化芸術に関する施策の方向性を示し、戦略的かつ継続性のある取り組みを行うために策定するものです。
本計画は、「内子町総合計画」を上位計画とし、該当分野の計画の一つとして位置づけます。さらに、内子町総合計画を具現化していくため、定める目標の達成を目指す実施計画の一部と位置づけます。
また、「内子町歴史的風致維持向上計画」や「内子町観光振興計画」とも連携を図り、効果的な文化芸術振興を進める指針とします。
文化芸術基本法の前文では、文化芸術は、人々の創造性を育み、その表現力を高めるとともに、人々の心のつながりや相互に理解し尊重し合う土壌を提供し、多様性を受け入れることができる心豊かな社会を形成するものであるとされています。また、それ自体が固有の意義と価値を有するとともに、自己認識の基点となり、文化的な伝統を尊重する心を育てるものであるとしてあり、こうした文化芸術の役割は、今後も変わることなく、心豊かな活力ある社会の形成にとって極めて重要な意義を持ち続けるものとされています。
このような文化芸術基本法の精神を前提として、内子町第3期総合計画(2025年~2034年)に掲げる町の将来像『町並み、村並み、山並みが美しい 持続的に発展するまち』、行動理念「歴史にのぞみ、未来にひらく」、基本視点「『内子らしさ』を次世代につなぐ」「人々が健やかに育ち『幸せ』に暮らす」「『ひと』を結び産業の賑わいを生む」とあるように、内子町の文化芸術においても、この精神に則って進めていきます。
内子町の本計画における基本理念は、今後も継続して『キラリと光る文化芸術のまち内子』を掲げ、小さくてもキラリと光る、個性を大切にした、誇りある文化芸術のまちを目指します。
2025年度から2029年度まで
【目指す姿】 文化芸術に関する公演や体験講座など、文化芸術を創造し、発展させ、文化芸術教育と文化芸術活動の参加機会が豊富に提供されている。その教育や活動を通して、町民の豊かな人間性や創造性が培われ、また、いろいろな分野と広く連携して取り組むことで、地域が活性化され、内子特有の魅力増進に繋がっている。
【目指す姿】 文化芸術団体や文化施設、また、企業等の民間事業者や文化ボランティア等が連携・協働し、文化芸術の創造・活動の場を広げ、地域の文化力向上に向けて取り組まれている。文化芸術団体や文化施設等の職員が、継続的に活動するために必要なノウハウを強化し、文化芸術に係る多様な財源を確保することで、持続可能で豊かな文化芸術が推進されている。