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町長室へようこそ

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年11月9日更新

12月4日町長あいさつ

 皆さん、おはようございます。

 早いもので今年も1カ月を切りました。昨日(12月3日)の防災訓練では、朝早くから参加していただきまして、ありがとうございました。訓練を通じて得たことや教訓があると思います。それらを各課で整理して、次の訓練に生かせられるようにしてください。

 先日、大阪と神戸でおめでたい席に出席させていただきました。一つは、近畿内子人会の皆さんの集まりです。総勢約60名が集まりました。各界で活躍する内子をふるさとに持つ皆さん。年に一度の総会に、議長と一緒に招待していただきました。内子町の中学生も修学旅行でお世話になるなど、様々な形で支援をしていただき、何かと気に掛けてくださっています。内子町のホームページを見たり広報紙を見たり、テレビやラジオ、雑誌などで内子町が紹介されると我がことのように喜んでくれ、様々な形で応援していただいていることがひしひしと伝わってきました。ふるさとを思う皆さんのためにも、いい町づくりに務めなければと、改めて思える時間を過ごすことができました。例年、最後は全員で内子音頭を歌ってお開きになるのですが、今年は最後までことのほか盛り上がったように感じました。若くして、大阪や神戸などに出た先輩方。様々な苦労をしてきたのだろうと思います。一つ一つの苦難を乗り越え、自分の人生を築かれたのだと感じました。

 もう一つは、神戸にある鈴木薄荷株式会社の新工場完成パーティーです。こちらの会社は医薬品製造を中心に、メントールやハッカ油などを製造している会社です。鈴木薄荷(株)の前身である鈴木商店には、内子町出身の高畑誠一氏が勤務されていました。高畑氏は第一次世界大戦中、ロンドン支店で勤務し、連合国へ小麦を販売するなどして取引を成功させ、個人商店が大きな総合商社にまで飛躍する一翼を担いました。鈴木商店の流れをくむ企業としては、帝人株式会社や株式会社神戸製鋼所、旧播磨造船所(現IHI)など日本の主要産業を支える企業が並びます。その鈴木薄荷(株)は、神戸市が企業誘致する埋め立て地(ポートアイランド)に場所を移され、その完成パーティーに出席させていただきました。総合商社である双日株式会社は日商岩井が前身、日商岩井の前身は鈴木商店でありますから、関連する会社からも多くの出席がありました。私はその時に、高畑誠一さんや鈴木商店の大番頭、金子直吉さんのような人から何を学ぶかということが、とても大切だと感じました。あの明治から大正、昭和にかけて日本が大きく変わっていく中で、内子町出身で活躍した人たちがいたということだけではなく、志を高く掲げて、あの人たちのように生きよというメッセージを受け取らなければならないと思いました。歴史の年表の中でいつ何があったということよりも、むしろそこにある志や生き方について私たちが学ぶことが大切です。高畑さんは内子町の子どもたちのために奨学金を創設していただき、現在も続いています。内子幼稚園の側にあった、高畑会館も建ててくださいました。また、鈴木薄荷(株)には内子座文楽を支援していただいています。そういう意味で、内子町とは非常に深いつながりがあります。そして毎年のように文楽にもお越しいただいています。

 パーティーでは、神戸市役所企業誘致担当の職員さんと隣の席になりました。名刺交換していろいろな話をさせていただきました。神戸市は「神戸株式会社」と表現されることがあります。不動産などを手がけ、まるで会社のような取り組みをされてきたことから、そのような名前が付いたようです。その職員さんは「企業誘致は非常に難しい」と言っておられました。「今の企業は、誘致したところで従業員や担い手がどれくらい確保できるかがポイントになる」とのことでした。仮に内子町が企業誘致をした場合、内子町やその近隣で従業員が確保できるかが一つの課題になります。全国的に担い手は減少しており、日本で確保すること自体が難しい時代だそうです。神戸市は、爆発的に人口が増えているアフリカのルワンダ共和国に目を向けています。ご存じのように、ルワンダは過去に大量虐殺があるなど、紛争で国内が荒れていました。しかし現在は落ち着きを取り戻し、親日感情も強いようです。IT立国を掲げ、若い人たちが育っています。その国に出向き、若者に神戸に来てもらうように働きかけているそうです。教育に関しては、神戸は元々外国人が多いので、ナショナルスクールがたくさんあるため、そこで日本語を学べます。「世界に目を向け、人を呼び込む」正にそんな時代になっていることを痛感しました。「国内で人を取り合っても仕方ない」その職員が言います。内子町がそこまで一気に飛び越えることは難しいかもしれませんが、私たちもそういうことを考えて仕事をしなければいけないと思います。今回は本当にいい機会になりました。私も含め、その様な視点を持って仕事に当たっていきましょう。

 今月は議会もあります。12月はあっという間に過ぎていきます。一年を締める月ですので、全力で仕事に向き合ってください。