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【ご報告】旧森家住宅の実証実験「庭カフェ」を行いました
5/22「庭カフェ」を実施しました
歴史的風致形成建造物「旧森家住宅」の利活用実証実験
「旧森家住宅」
主屋正面
米蔵、客座敷などが並ぶ
「旧森家住宅」は、約550坪の敷地に主屋や土蔵など7棟が残っています。最も古い建物は200年以上前に建てられており、内子町ではかなり貴重な年代の建物となっています。
内子町では、歴史まちづくり拠点施設として活用していくため、現在様々な検討を重ねています。
建物の歴史など詳細はこちら「旧森家住宅再生物語<外部リンク>」をご覧ください。
実証実験「庭カフェ」
これら建物や空間の活用に向けて、お庭での過ごし方のアンケート調査や、人の動線確認などの実証実験のため、1日限定で「庭カフェ」をオープンしました。
5時間ほどの間に、約80人の来客がありました。
■とき 令和4年5月22日(日曜日) 午前10時~午後3時
■ところ 旧森家住宅(内子2009番地)
■チラシ 庭カフェのチラシ [PDFファイル/2.29MB]
※lilas d'été(リラ・デテ):百日紅のこと。旧森家住宅のお庭では、6月頃からかわいらしい花を咲かせます。
●アンケート・パネル展示
これまでのワークショップやアンケート、ヒアリングなどから、カフェやゆっくり休憩できる場所がほしい・必要、というお声が比較的多くありました。それ受け、この場が「カフェ」として使われた場合を想定し、試験的にカフェをつくってみました。併せて感想やご意見のアンケート調査を行いました。(回答:42人)
《アンケート内容》
森家の未来への便り アンケート用紙 [PDFファイル/109KB]
アンケートに関する展示パネル [PDFファイル/3.6MB]
その1 カフェの役割を考えよう
★カフェについて
問1 旧森家住宅に、カフェの機能があると良いと思いますか?
今後カフェが営業していれば、使いたいと思いますか?
とても良い 良い あまり要らない 全く要らない
問2 メニューについて、ご希望などあればお書き下さい。
★あなたについて、該当する選択肢に〇をつけて下さい。
問1 性別 男性 女性 その他
問2 年齢 20 歳代以下 ・ 30 歳代 ・ 40 歳代
50 歳代 ・ 60 歳代 ・ 70 歳代以上
問3 お住まい 内子町 ・ 愛媛県内 ・ その他( )
その2 使い方を考えよう
問1 あなたが普段、家の外で過ごす時間の中で、お気に入りの時間、
日頃大切にしている時間とは、いつ、誰と、どこで、何をしている時ですか?
【いつ:曜日】 平日 ・ 休日 ・ 両方
【いつ:時間帯】 朝 ・ 昼 ・ 夕方 ・ 夜
【誰と】 一人で ・ 家族と ・ 恋人と・ 友達と
同僚と ・ 観光客と・ その他( )
【どこで】 職場/ 学校で ・ カフェ/ 飲食店で ・
居酒屋/ スナックで ・ 公園で ・ 商店街で
自治センターで ・ その他( )
【何を】 ( )
問2 その時間を旧森家住宅でつくる場合、何が必要ですか?
(カフェ、イス、テーブル、本、遊具、Wi-Fi 設備、常駐スタッフ、など......)
その3 文化サロンだとしたら・・・?
問1 カフェはかつての文化サロンのような、人々の交流から知識や情報を得る場でもありました。
旧森家住宅の修理整備後、ここがどんな交流の場になればいいと思いますか。
内子町の歴史を知る 食文化の体験 国際交流 ものづくりワークショップ
学生の活動拠点 マルシェ ミニコンサート アート作品の展示
その他( )
《アンケート結果》
こちらをご覧ください。→ 庭カフェ アンケート集計結果 [PDFファイル/1.01MB]
今後もこれらのご意見などを参考に、検討を継続していきます。
※この企画は東京大学大学院の有志が中心の「内子歴史まちづくりプロジェクト」の協力を得て行いました。
※併せて「公益信託大成建設自然・歴史環境基金2021年度助成金」を受けて実施しました。
■「歴史的風致形成建造物」とは
歴史的風致形成建造物は、平成20年11月に施行された「歴史まちづくり法(正式名称:地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律)」に基づき認定された「内子町歴史的風致維持向上計画」に定める重点区域内において、歴史的風致を形成している建造物のうち、歴史的風致の維持向上のために保全を図る必要があると認められる建造物について、内子町長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定できるものです。
今後、当計画に記載されている歴史的風致形成建造物候補について、所有者のご意向や今後の使用・活用状況を踏まえ、調査等を進めながら指定を検討していく予定です。