本文
学校施設の耐震化について
学校施設は、児童生徒が一日の大半を過ごす学習・生活の場であるとともに、災害発生時には地域住民の避難場所となるなど重要な役割を担っており、その耐震化は早急に進められる必要があります。
内子町には、幼稚園5園、小学校10校、中学校4校があり、非木造の校舎及び屋内運動場の棟数は48棟あります。そのうち、昭和56年以前に建設された旧耐震基準建物は36棟で、それらの施設について平成20年度から順次、耐震診断を実施し四国耐震診断評定委員会の評定を受けました。
結果は、次のとおりです。(平成23年4月1日現在)
耐震診断の結果
耐震診断は、個別の建物の耐震性能を詳細に評価する診断方法です。また、Is 値とは、算定された数値のうち最小値を表しています。その数値が大きいほど、危険性が低いことを示します。
Is値の目安 |
震度6強の地震に対して倒壊 または崩壊する危険性 |
耐震診断カ所 |
Is<0.3 |
危険性が高い |
12 |
0.3≦Is<0.6 |
危険性がある |
12 |
0.6≦Is |
危険性が低い |
2 |
耐震化済の建物は 除く。
耐震診断状況一覧
内子町学校施設耐震診断状況一覧 [PDFファイル/323KB]
用語の説明
新耐震基準
建築基準法で定められた、建物の地震に対する構造の基準。現行の基準は「新耐震基準」と呼ばれ、昭和56 年6月1日に施行されています。
旧耐震基準
昭和56 年6 月1日以前に建築された建物の基準。耐震診断の対象となる建物は、旧耐震基準によって建てられた物のうち、次の基準に該当するものです。
・非木造200平方メートル以上の建物
・木造3階建以上、または500平方メートル以上の建物
耐力度調査
学校施設で、建物の構造耐力、経年による耐力低下、立地条件による影響の3つの項目を総合的に調査し、建物の老朽状況を評価する調査。耐力度調査による耐力度点数は建物の危険な状態の度合いを示し、4,500 点未満の場合は文部科学省の改築事業の要件になっています。
R C 造
鉄筋コンクリート造(Reinforced Concrete)の略で、柱などの主要構造部に鉄筋の入ったコンクリートを用いたもの。
S 造
鉄骨造(Steel)の略で、主体構造部に鉄骨を用いた構造。