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令和元年9月 町長あいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年9月3日更新

9月のごあいさつ

 だんだんと涼しくなってきました。秋はもうすぐそこです。

 昨日、上岡満榮さん・淳惠さんご夫妻が日本棚田学会賞を授賞されたことと、「泉谷地区棚田を守る会」20周年の祝賀会が、泉谷の棚田で開かれました。棚田に関わる皆さん、地元の皆さん、そして関係職員の皆さんが集い、盛大にお祝いされました。上岡さんは事故で大けがをされ、一時はどうなるかと心配していました。見事に復活され、昨日は元気な声であいさつされていました。本当に良かったです。

 泉谷の棚田は、内子町を代表する農村景観の一つです。小田深山もそうです。石畳の素晴らしい景観も、内子町の大事な財産です。こういった財産を磨き、次の世代にしっかりと引き継ぐ。それが内子町の基本的な考え方です。しかしそこに住んでいる人たちは、地域の価値になかなか気付きにくいものです。見慣れた景観やいつも食べてる食材、おじちゃん、おばちゃんたちの暮らしの哲学など、価値は身近なところにたくさんあります。地域外から人をどんどん引っ張ってくることで、「これはすごいですよ」「これは大事にしてください」と気付かせてくれるはずです。棚田もそうです。高齢化が進む中で、上岡さん自身も歳を重ね、今までできていたことが、なかなかできなくなります。しかし、松山大学や愛媛大学の若い力を借りることで、さまざまなイベントを行うことができます。応援してくれる人が増え、自分が作った米を「おいしい」と言ってもらえたら、「来年も頑張ろう」と思えるのではないでしょうか。そういった元気が、地域を持続させていくのだろうと思います。

 泉谷の棚田はとても急峻で、機械化ができません。あの景観を維持しながらも、合理化できるところはなるべく合理化を図らなければなりません。大事な価値をどう生かしていくのか、外の力も借りながら景観を壊さない範囲で進めていく。非常に高度でテクニカルな問題が、私たちの目の前にあります。地域の皆さんと職員の皆さんがタッグを組み、外の力も借りながら取り組みを進めることが、内子町にとって大事です。

 9月は議会が始まります。案件がたくさんありますが、緊張感を持って向き合ってください。どうぞ、よろしくお願いします。