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平成31年1月 町長あいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年1月11日更新

1月のごあいさつ

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 年末年始は天気が良く、職員の皆さんも家族サービスができたのではないでしょうか。私は例年のごとく、小田の立石地区の皆さんと一緒に初日の出を拝みました。雲一つなく、初日の出がはっきりと見えました。

 内子町内のさまざまな地域で、年中通してたくさんの催しが行われます。歴史や伝統、文化を守りながら、産業の振興や収穫を願って、住民の皆さんが頑張っておられます。巡回バスで各会場をつなぐ「わまつり」も行っていますが、これは内子町の勢いだと思います。国では働き方改革を進めようとしていますが、中山間地域では働き方ではなく、むしろお金にならないイベントに参加することに大きな意味を持っていると思います。自分の持っている力や経験、地域への奉仕の気持ち、少しでもこの事業が成功するように、子どもたちがふるさとに帰ってくるようにという思いをもってたくさんの人たちが動いています。地域の中でどのように役割を果たしていくか、働き方というよりも姿勢の問題であろうと思います。むしろ働き方よりも大切なことではないかと思います。

 内子町も少子高齢化、限界集落の問題、有害鳥獣被害など様々な課題はありますが、926町村の中で同じような町や村をつくるのではなくて、特色のある地域をどのようにしてつくるのか――。それは、この町の歴史や伝統や文化を大切にして、農村の美しい景観をつくっていく、今ある資源を磨いていくことです。その磨き方も中途半端にするのではなく、世界に通用するように、丁寧に磨くのです。住民が町を愛し、大切に思う気持ちを次の世代にもつないでいく。それがこの町の「まちづくり」だと思っています。

 生物学者である本川達雄さんが『ゾウの時間ネズミの時間』という本を執筆されています。その本によると、生物学的に心臓は15億回打つと寿命が尽きると言われています。小さなネズミは2~3年、体重3㌧のゾウは70年ほど生きます。では、人間は何年で15億回を迎えるのでしょうか。なんと、およそ26歳だそうです。人間は26歳でその寿命を閉じる。つまり人間は26歳を過ぎると賞味期限が切れる、限界を過ぎていると生物学的にはとらえることができます。しかし現実には、その3倍以上は生きているのが現状です。しかも26歳はまだまだ若者。生物学的な限界を過ぎた、残りの55~60年をどう生きるかが大切です。限られた生命の中で、どんな地域づくりをして、どんなまちづくりをして、どんな人生設計をするのか――。ぜひ皆さんも自分の持っている力を最大限発揮して、町の発展のために尽くしていただきたいと思います。皆さんの力を結束するならば、内子町はまだまだ発展します。時には失敗や挫折を味わうこともあるでしょう。涙を流したり夜も寝られなくなったり、いろいろな経験をすると思います。また、一つの事業を成し遂げた時に、今まで見えなかったような世界が見えることもあります。そんなうれしさや感動を次の取り組みの糧にできる。それが仕事の面白さだと思っています。決してくじけないでください。「チーム内子」として今年も一年、力を貸していただきたいと思います。

 私も町長として3期目の後半戦を迎えます。残された課題に全力で向き合う決意でいます。私の公約の一つ「子どもたちに夢を」の分野では、小中学校のエアコンを今年完備し、内子運動公園野球場の改修工事が終わります。残された事業はありますが、それらについても全力で取り組みます。「働く人に元気を」の分野では、現在、道の駅内子フレッシュパークからりの改修工事を行っています。春には完成しますので、また多くの来場者をお迎えできることと思います。株式会社入江工研の論田工場は、2021年3月を操業開始の目途として、設計、造成、建屋建築と進みます。町としても可能な限りの支援をしたいと思っています。そして操業が始まれば、多くの若い町民の働く場所ができるよう、後押しもさせていただけたらと思います。「お年寄りに安心を」の分野では、2月からデマンドバスが北深地区や小田地域で運行を開始します。福祉バスは全廃となります。春からは19路線、全地域でデマンドバスが走ります。これにより、通院や買い物への利便性が向上することが期待されます。「安全安心のまちづくり」の分野では、昨年から自治会館等の改修を行っています。今年も五十崎地域の改修を行います。多額の費用が掛かりますが、着実にやっていきたいと思います。

 今年の夏には、松山~台湾で定期便が就航する話があります。現在はチェジュ航空が松山と韓国(仁川)をつないでいます。内子町にも年間約6,000人の外国人観光客が訪れていますが、台湾線の定期便化となれば、さらにインバウンドが加速するのではないかと期待しています。そのためにも、歴史的風致維持向上計画を仕上げて、内子町の歴史や伝統、文化を大切にした計画を具現化させていくことが大切です。

 課題は山積していますが、力を合わせて頑張りましょう。今年も一年、どうぞよろしくお願いします。