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平成29年6月 町長あいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年6月13日更新

6月のごあいさつ

 

 皆さん、おはようございます。

 

6月になりました。先月は五十崎の大凧合戦があり、これから賑やかな季節を迎えると思っていましたが、あれから早くも1カ月が経ちました。

 北海道士幌町で5月25、26の両日、「第25回環境自治体会議しほろ会議」が開催されました。各地から総勢約350人が集まり、内子町からは私をはじめ、職員と町民の約10名で参加しました。環境自治体会議は現在38自治体が加盟しています。時代の流れの中で、関係自治体や団体がどのような環境政策を打ち出していくのか、高度経済成長時の日本の国土開発のあり方とは違う、現在の低経済成長社会でどのようにして持続的に発展させていくのかを考える環境自治体会議でした。十勝地方の広大な大地の中にある士幌町は、農業の総生産額が400億円を超える農業・酪農を中心とする町です。家畜の糞尿をバイオマスエネルギーとして利用するなど、様々な取り組みをされています。今回の環境自治体会議は、環境と経済をどのように連携させればいいのか、生産地と消費地の連携をどのように構築し、持続的な社会をつくっていくのかというのが大きなテーマでした。どのように人材育成をするのか、地産地消のあり方はどうあるべきか、それぞれの分科会で学びの場が設けられ、総括セッションでは熱い議論がなされました。私は人材育成の分科会に参加しました。特に印象的だったのは、士幌高校の話です。生徒たちが自分たちの町の植生が歴史の中でどう変わってきたのか、研究したものを発表されていました。高校生が全国から集まった大勢の人たちの前で発表することは、自分たちを大きく成長させることだと思いました。先生方も一生懸命にフォローされるなど、深い感銘を受けました。

 環境の問題は、内子町も※環境自治体スタンダードLAS-E(ラス・イー)に取り組んでいますが、行政だけではなく、地域の人たちと一緒に取り組むことが次のステップだと思います。内子町には、自治会を中心にほたるの里づくりや、歴史的な桜を大切にしながら、訪れる人たちとの交流を図っている地域がたくさんあります。先日記者発表しましたが、町内産材を利用したバイオマス発電の取り組みもあり、来年の今頃には実際に動き出す計画です。また、保育園や幼稚園、学校などの公共施設の耐震化に伴う改築には、町内産材を90%以上使っています。子どもたちに、地域の中で自分たちが育っていると感じてもらい、自然と人間がどう関わっていくのかを学べる校舎となっています。

 6月1日は鮎の解禁日です。朝、自宅から登庁する際、多くの人が小田川に竿を出していました。私たちが小さかったころは、麦わらを切ってウキを作り、キャベツの青虫や生ごみの下にいるミミズを捕ってエサにしていました。現代ほど物がない時代に、常に遊びの中でどのように工夫するか考えていました。それが非常に面白かった、現代は少しお金を出すと何でも手に入ります。それはそれでいい時代になったと思いますが、多少足りないくらい、もう少しあればいいなと思うくらいが、人間は案外面白いと感じるのかもしれません。それが時代を築いていく力となり、人間を成長させる力になると思います。日本の食糧自給率は40%ほどですが、スーパーやコンビニでは毎日大量の食品ロスが発生しています。このような日本の姿形でよいのだろうか、消費者と生産者の関係はこのままでよいのだろうか、真剣に考えなければなりません。今回の環境自治体会議はそれを考える大会となりました。時間とエネルギーはかかりますが、内子町でできること、方向性や理念、目標、やるべきことを見失わないように前に進めていくことが大切だと再認識した環境自治体会議でした。その報告をさせていただいて、6月のあいさつとします。

※環境自治体スタンダードLAS-E(ラス・イー)

  環境配慮や環境政策の取り組み内容が、環境自治体としてふさわしいかどうかをチェックするための基準。