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平成29年4月 町長あいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年4月11日更新

4月の年度初めのごあいさつ

 

皆さん、おはようございます。

平成29年度のスタートに当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。ここ最近、朝晩は少し寒い日が続いておりまして、どうも桜が咲くのも一週間から10日くらい遅れているのではないかと思います。4月1日、2日は各地で桜祭りが開催されました。あいにくの天気でしたが、私も各地の桜祭りに出かけ、地域の皆さんや、地元の町職員が一生懸命取り組んでいる姿に接する事が出来ました。本当に感謝の気持ちで一杯です。桜が見頃になりますと、地域の皆さんや桜を見に来る大勢の皆さんと一緒に地域を盛り上げてほしいと思います。

さて、今回の人事異動、異動率は約28%でした。前年度は、管理職に関しては大きな異動だったと思います。今年度、管理職の異動は少し差し控えさせて頂きました。新規採用職員の皆さん方と地域おこし協力隊の武田さんを含めて8名採用ということになりました。どうぞ若い感覚で内子のまちづくりに努めてほしいと思います。

私の政策につきましては、町長就任時に申し上げたとおりですが、年度当初ということもあり、再度ご理解をいただきたいと思います。私は、町長に就任させていただいて今回3期目のスタートを切ることになりました。第1期目以来、変わらないものがあります。一つ目は、子どもたちが夢を持てるような、子どもたちに夢を与えられるような町にしたい、「子どもたちに夢を」ということです。二つ目は、「働く人たちに元気を」。これは農業でも林業でも商業であっても、この町で働く人が少しでも元気になる町をつくっていかなくちゃならないということです。三つ目は、お年寄りが安心して生きがいを感じる事ができる「お年寄りが安心して暮らせるまちづくり」です。四つ目は、「安全安心なまちづくり」です。今までと違うような雨の降り方、もう皆さん方が経験されているとおりでございます。伊方の原子力防災の問題もあります。安全安心な町をつくることは、この町にとってとても大切なことであります。この4つを旗印に、この町を皆さん方と一緒につくっていこうというのが基本的な考え方であります。

まず、「子どもたちに夢を」。今期は特に、子どもたちに英語をしっかりと学ばせられるような環境をつくってほしいと思います。そしてふるさと教育もとても大切です。中学生の段階から「この内子の町にはこんな企業があるんだな」「農家の皆さんがこんなおいしいぶどうを作っているんだな」と、働く人の背中、働く現場を子どもたちにしっかりと見せてほしい。そして自分の将来の人生の選択において、自分はどういう高校に進めばいいのか、どんなふるさとをつくっていこうとしているのか、少しでもそんな事を考えるきっかけを中学生の段階から是非つくってほしいということであります。本来であれば、あまり教育委員会の教育行政に私から口を挟むという事はなるべく避けたいと思っていますが、ぜひ検討していただきたいと思っています。

二つ目の「働く人たちに元気を」。特に今期は、林業のことを掲げさせていただいております。私たちの先代、その前の代、何代にも渡って50年、60年、100年という立派な木を育ててくださいました。この町は約7割が山です。皆さんが苦労して植えてきた山の木になかなか良い値段が付かない。川下の方に流れていかない。そういう状況にあります。これを内子ブランドの木としてしっかりと価値を高めていく、場合によっては加工していく、そしてペレットにして発電をしていく。そういう仕組みをこの町の中で作っていかなくてはなりません。林業というのは政策的に長いスパンで考える産業であり、すぐに結果が出るものではありませんが、山側だけではなく川下のことも含め、トータル的にこの林業をどうしていくか、どのように付加価値を高めていくか、大変な事業であります。これに正面から取り組みたいと思います。特に今期は地域商社を設立する、そして、バイオマス発電に向かって企業を誘致していく、この2つの柱を大事にしながら具現化を図っていきたいと思います。

もう一つは、この町でできる物を積極的に使っていくことです。東京・大阪だけでなく、海外から少しでも外貨を稼ぐという仕組みを町をあげて先頭に立ってやっていきたいと思っています。産業振興課の中にそのセクションを置いていますが、一人だけでは難しく、場合によっては課の総力をあげて、農協や商工会とタッグを組んでしっかりと伸ばしていただきたいと思います。それからもう一つは当初予算の中で予算化しております、「プレミアムダイニングレストラン」という大きな事業に取り組んでいかなくてはなりません。これは内子町にある豊かな農産物、特に果物・野菜、そういった物を題材にして一流の料理人の皆さん方にこの町にきていただき、そして皆さん方に食べていただく、泊まっていただく、地域の伝統文化にも触れていただく、そのことが農産物を作っている皆さん方や町の人たちに、「この町はすごいぞ」「まだまだこの町は頑張っていけば面白いことがいっぱい出来るぞ」と、この町の良さを再認識していただきたい。そしてこの事業に携わっていく若い料理人の皆さん方や関係者の皆さん方が成長していただくことがとても大事であります。そして、これは1年で終わらなくて次年度以降についても事業規模は小さくなるかもしれませんが、それぞれ地域で取り組みを継続していくことがとても大事です。そしてこの町に自信と誇りを持ち、しっかりとこの町をつくっていくきっかけになればいいと私は思っているところです。この「働く人に元気を」の三つ目、これは、芸術文化など、内子の町の皆さん方が本物に触れる機会をつくっていこう。特に長くこれに触れる時間をつくっていこう。そんな気持ちでいます。内子座、そして小田深山、棚田など野外ステージを含め、一流の音楽家や一流の演劇人にこの町に来ていただく、そして一ヶ月・半年、滞在していただいて町の人達と触れていただく、最後にはそのパフォーマンスを見せていただく、そんな機会をつくっていきたい。そしてそれは町の人たちだけでなく、全国の人や場合によっては世界から色んな人たちをお招きできる、そんな町に仕上げたいと思っています。そのことによって、子どもたちや町の人たちがこんな風にこの町に来て下さる、これはすごいことなんだ。この町は本当にやっていけるぞ!頑張れば未来がみえるぞ!そんなきっかけにしていけばいいなと思います。いずれも自分と担当課だけではこれは達成できません。横に連携を取りながら、場合によってはチームを組まなくてはならないこともあるかもしれません。しっかりとやっていきたいと思っています。

三つ目の「お年寄りが安心して暮らせるまちづくり」については、全町にデマンドバスを走らそうと取り組んでいます。一つ大きな課題は、空白の地域が若干残っているということと、福祉バスと重なり併用しているというところがあります。あるいは重ならなくても「福祉バスが走っているからデマンドバスはいいかな」という状況もあります。しかし、地域の人たちとよくよく話してみると、「やっぱりもうデマンドバスの方に切り替えた方がいいね。軒先までいけるということもあったりして、それのほうがいいね」そのような要望が強くあります。そういうことも踏まえ、福祉バスとの調整を図り、全体的にデマンドバスに切り替えていってはどうかと思っているところです。少し時間が掛かるかもしれませんが、担当課の方で精力的に取り組んでいただきたいと思います。

もう一つは、社会福祉協議会の皆さんがやっておられます地域サロン事業があります。本当に大事な事業です。地域の皆さん方や地域のお年寄りの皆さん方が集まって来てくださる。そして大勢の皆さんと会話をするとても大切な機会です。自分たちの身体が次第に動かなくなる、脳の機能も低下する中で、大勢の人と会って会話するということがどんなに大事な時間なのかということを痛切に感じております。その機会を応援できたらいいなと思っています。

最後に「安全安心のまちづくり」であります。先ほど冒頭で言いましたとおり、私たちが今まで経験してきたことの無いような雨の降り方です。大洲市が晴れていても内子町には100ミリ近い大雨が降ります。平成16年・17年には、大瀬地区の一丁目・二丁目・三丁目の堤防を小田川が越流し、旧大瀬村の中心市街地の皆さんに避難していただく状況が発生致しました。幸い、人的被害はありませんでしたが、町職員全員に非常招集しましたが、全員が集まることは出来ませんでした。なぜならば、あの幹線道路が浸かったために、小田の皆さん方が十分に駆けつけることができなかったからです。そして小田支所で対策本部を設置し、分散する事態となりました。このことを教訓に、私はやっぱりこの町にとって海の被害はありませんけど、いわゆる山津波ですね。崖・そして小田川の氾濫、こういったものは本当に正面から取り組まなくてはいけない大きな課題だと認識致しました。自治会館等々が避難所となっておりますけど、多くが老朽化しています。避難所として今のスペースでいいのかどうなのか、女性も避難されます。高齢者も避難されます。場合によっては「こういうスペースがもっとあったらいいよね」ということもあるかもしれません。設計の段階から十分地域の皆さん方と相談をし、なるべく使い勝手のいいものに変えていくことがとても大事だと思っています。財政上の問題もありますが、なるべく前倒しして出来る範囲で早く整備していきたいと思っています。

これら第3期目の政策として掲げたことは、職員の皆さん方の協力、やる気がなかったら出来ません。どうぞ今までの気持ちを大事にしていただき、良い町をつくるんだ、少しでも前に進めて行くんだという気持ちをずっと持っていただいて、力を貸していただきたいと思います。その為に、大事なことがあります。それは、自分自身の力を磨く、能力を磨くことです。パソコンの中にその答えはありません。課題は現場にあります。未来も現場にあります。解決策も現場にあります。現場をしっかりと見て下さい。この地域の皆さん方がどんなことを感じているのか、こういう風にしたらもっと地域は良くなるんじゃないのか、これはもうムダな事だ、これはもうやめた方がいいじゃないだろうか、解決先は現場にあります。同時に、全国に先進的なことに取り組んでいる自治体はたくさんあります。日本に無ければヨーロッパにあります。アメリカにあります。自分で出かけて行ってください。そして自分の目で、自分の身体でその解決策を考え、自分自身を育てていただきたい。

内子町の人口は1万7千人程です。Iターン者は愛媛県内でも多く、既に100人を越えました。この町に住んでみたい、この町で暮らしてみたいと思っておられる方がたくさん来られるような町になりました。内子座では、テレビや雑誌でしか見られないような一流芸人の舞台を見ることが出来ます。職員の皆さんもぜひそういう場に出かけていただきたいと思います。

私は人口が減る、特に社会減についてはプラスマイナス0くらいに、出来ればプラスにしたいと思っています。1万7千人という人口はただ単に数じゃない、これは1万7千人の人生の話です。子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまでそれぞれお一人お一人がどういう人生を歩んで行くか、人生の数です。そういう意味では一人一人としっかり向き合うことがとても大切です。私は、よそでやっているからこの町でもやればもっと大勢の人たちが来て下さるのではないか、そういった消耗戦的な政策をやるつもりは全くありません。抽象的に物事を考え、目先のことに振り回されないように、この町の行く末を皆さんと一緒に見定めながら政策を展開していかなくてはならないと思っています。

今年度は大きな事業が山積しています。特に、秋には国体も開催されます。全国から大勢の皆さんが来られます。内子らしいおもてなし、そして選手の皆さんが最高の実力を発揮できるような環境を一生懸命私たちもつくっていきたい、そして思い出に残る国体になるようにみんなで協力したいと思っています。今年度、どうぞ皆さん方の力を貸して下さい。がんばりに期待します。どうぞよろしくお願い致します。

新採職員

あいさつをする平成29年度新規採用職員