ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 町長室へようこそ > 平成28年9月 町長あいさつ

平成28年9月 町長あいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年9月5日更新

9月のごあいさつ

 9月1日、中国・四国地方の知事や経済連合会の代表が参加する中四国サミットが内子町で行われました。内子座を会場に高校生たちの太鼓演奏を見たり、共生館を会場にさまざまな協議事項の話し合いをしたりしました。今までこの会議は、県庁所在地で開催することが多かったのではないかと思います。それをこの内子町で開催していただけたということは、本当にありがたいことです。内子町がやってきたまちづくりが高く評価された結果なのではないかと思います。本当に良かったなと思います。

 8月の19・20・21日、第20回内子座文楽を行いました。20回の節目の年でもございました。南予いやし博と連携をしまして、19日には内子座文楽の魅力について町づくり応援大使の竹下景子さんに来て頂きました。そして桐竹勘十郎さん、吉田和生さんと豪華なメンバーでこのテーマに基づいて対談をしてもらいました。そのときに、吉田和生さんがおもしろいことを言ってらっしゃいました。「内子座は舞台と客席が近いので、ついついお客さんと目が合ってしまう、そうすると普段の心情ではないような気持ちになって、視点をちょっとずらすというようなことがこの舞台ではある」と。この話を聞いて思い出したのですが、以前内子座で舞台を行っている最中、停電になってしまったことがあります。仕方なくロウソクの光を使って演じたわけですが、お客さんから思いがけない良い演出でしたねと声を掛けられました。これらは内子座ならではのことで、魅力の1つだと思います。竹下さんは、「町の人が内子座を財産として今まで大事に守ってきた、内子町の子どもたちが狂言に取り組んでいる、など内子の文化を自分たちが受け継いでいこうとしている、これらは素晴らしいことです。」という話をされました。また、「子どもたちは狂言の言葉の意味が分からないかもしれない。でも狂言の言葉のリズムを体で覚えていくことが大切なことなんです」と続けられました。確かにその通りだと思います。私も、子どもたちが内子座という舞台に立って頑張ってきたことが、この町で生きてきたという大きな財産になるだろうと思います。そして、自分の人生を力強く生きていくことにつながればと期待をしているところであります。

 8月27日には、世界を代表する建築家の隈研吾さんの講演会がありました。江戸川大学の鈴木先生との対談もあり、素晴らしい話を聞かせてもらいました。講演の中で、「これからの経済・社会を考えたときに、物を大量に作って大量に消費する時代は終わった。内子町のように、文化の蓄積をしっかりとして、価値の経済というものを磨いていくことが大事」と話をされました。内子町には歴史的・文化的に重要なものがたくさんあります。そういうものをしっかりと磨いて世界に発信していくことが大事だと先生方は思っておられます。内子は農業を柱にしている町です。作ったものにいかに価値をつけて売り出すか、今ある資源をどう磨いて世界に売り出すかということが、私も重要だと思います。

 先般、三井農林さんとじゃばらを使った内子茶という商品を開発しました。現在、いろいろなところで売り出していて、非常に好評でございます。また、大阪のある居酒屋と提携をしていて、じゃばらの果汁を割材として使っています。これも非常に好評だという話を聞きました。このようにじゃばらを1つとっても、皮、果汁を全部お金に変えていく、限られたものに最大限価値を付けていくことが大切であります。新しい価値を創造していく時代に入ったということを意識して、職員一同ギアチェンジをしていく必要があります。アンテナを高く掲げて内子の魅力を発信していきたいと思います。