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平成27年5月 町長あいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年5月8日更新

5月のごあいさつ

 山の緑がまぶしい良い季節になりました。小田深山はこれからが本番でしょうか。五月の連休に時間があれば、ぜひ訪れて欲しいと思います。

 4月26日には、川登の筏流し、泉谷の棚田で行われたしゃくなげ祭りに参加しました。自然浴ツアーも同時開催で、例年にない大勢の方が来られていたのではないかと思います。町職員の皆さんも大勢参加し、地元の方と一緒に汗をかいていました。本当に感謝を申し上げたいと思います。内子町は、歴史的な町並み、内子座ももちろんそうですが、農山村の景観は非常に美しいです。広報うちこ5月号の特集にもありましたように、桜も本当に美しいです。全国でもトップクラスの美しい町ではないかなと思っています。国が進める地方創生では、現在総務課で戦略策定に取り組もうとしています。内容は、先日議会で認めて頂いた第2期内子町総合計画基本構想が柱になると思います。足らないところは肉付けしながら良いものを作っていきたいと思っていますが、このような美しい農村景観や、歴史や文化、伝統を大事にしていくことを町の大きな柱に据え、まちづくりを進めなくてはいけないと思っています。

 地方創生への取り組みと同時に、私たちは地方分権についてもしっかりと考えていかなければならないと考えています。地方自治とは、住民自治が基本です。住民自治とは、自分たちの町は自分たちで責任を持ってコントロールし、未来を見つめてしっかりとつくるということです。ですから、地方にできることは地方に、首長に任せていくということが大切だと思いますが、なかなかその通りになりません。そのような中で、2年程かけてやっと風穴が開いた事例があります。

 内子町では現在、幹線は町営バスを、枝線は予約制のデマンドバスを走らせています。このバスに、からり・せせらぎの会員の皆さんが、空いているスペースに大根やきゅうりの入ったコンテナを一緒に積み込んで運べないかと考えています。現在、高齢者の交通事故が非常に多く重大な事故につながりかねない状況下で、出荷者の方は高齢者も多く、交通量の多い国道などは、極力走らなくても出荷ができるようにするための対策の一つとして考えています。出荷者の方の生き甲斐づくりのためにも、農産物をバスに積めないかという議論を2年かけて国交省と行ってきました。その過程では、内子町に調査にも入って頂き、色々と協議をしてきた結果、やっと先日、通達が変わりました。このことにより、全国で走るデマンドバスに積み込んでも良いということになりました。本来なら、内子町のような過疎地域でのバス運行は、首長権限にしてもらいたいわけです。タクシー会社や民間のバス会社とうまく連携をとりながら、無理のない範囲で、我々の責任で、我々が住民のために便利のいいルートをつくらせて頂きたい。国交省と、その都度停留所をどこにするか等の協議をしないといけない問題ではないと私は考えています。

 二つ目。直売所では、たくさんの米が販売されています。ところが、お客さんからは、「これはどういう米なのか」と問い合わせがきます。これはどういうことかと言うと、その米には「未検査米」という表示がされているからです。米は、昔は食糧管理法に基づき、検査にパスしたものしか国は買い上げませんでした。この名残が残っているのだと思いますが、今や米は、それぞれの農家が自由に売っていい時代です。にもかかわらず検査ができていない米は「未検査米」としか表示できないということです。品種名も書けません。トマトでもブドウでも自由に書けるのに、なぜ米だけがそうなのか。消費者は「未検査米」ってほんとに大丈夫なのかと思うはずです。ですから、その都度説明をしなければなりません。

 国は、なかなか権限を手放そうとしません。しかし、現場にいる私たちは、そうではないんだと声を大にして国や県に発言しなければなりません。確かに、法律には従わないといけないこともありますが、現実には真逆のことも沢山あると思います。住民の皆さん方が、この町に希望を持ち、住みやすい町にするために、しっかりと見つめ、声に出して発言してほしい、町民に対して責任が持てる職員になってほしいと私は思います。皆さん方の頑張りに期待をしております。

 さて、昨日大きな仕事が一つクリアをしました。町内にある13の簡易水道組合の代表者にお集まりを頂き、平成28年4月の一本化に向け、具体的な合意を得ることができました。それぞれの組合では、これまで大変苦労されながら、水の確保や工事、日々の点検などをして頂きながら、何十年という歴史を今日まで積み重ねてこられました。水がなければその地域に住めないわけですから、水はとても大切な生活のインフラです。これを、国の方針で統合しなさいということでございます。非常に大変な難事業でございます。統合した後は、町が直営という方針に変わりはありませんが、13もあるそれぞれの簡易水道組合の今までの歴史、問題点、そして合意形成の仕方を見てみますと、なかなか一斉にできるものではありません。可能な限り、各組合の今までの仕組み…例えば、草刈りなどの管理や、組合の取りまとめ役などを決めて頂くなど、町が全体を統括できるようになるまでは、これまでの取り組みを継続し力を貸して頂くこととで了解を得ることができたわけでございます。大変な事業でした。今後は、議会で説明をし、議員の皆さんの了解を得て条例改正という運びになります。担当課の皆さんには本当によくやっていただいたと思います。まだまだ課題は残っていますが、是非頑張ってやり遂げてほしいと思います。統合しなければ、国が補助事業として採択できないということになります。なんとしても国の制度に乗っかってやれる仕組みだけは町としてとっておかないといけないということでございました。そういうことで皆さん方にご報告をしておきたいと思います。

 さて、これから5月の連休が始まります。是非、五十崎の大凧合戦にも手伝いに来てください。見にも来てください。うどんも食べてください。家族連れで来ていただくことを期待します。そして、時間がありましたら、リフレッシュもしていただきたいと思います。今月もどうぞよろしくお願いいたします。

町長

写真の説明:(左)川登の筏流し(中央)泉谷の棚田で行われたしゃくなげ祭り(右)月初め式での町長あいさつ