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平成27年11月 町長あいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月10日更新

11月のごあいさつ

 私は、10月31日から11月2日まで、沖縄県宜野座村に行っておりました。一方、東京都豊島区では、内子町、大洲市、西予市合同の物産フェアが開かれました。また町内では、小田、大瀬、立川、石畳、五十崎、内子で祭りが行われ、それぞれの地域で盛り上がりを見せておりました。

 宜野座村との関係は皆さんご存じのように、昭和48年に旧五十崎町が姉妹町村協定を締結しました。それから、子どもたちが互いの町村を行き来して交流を深めるなどしています。昨年は、宜野座村から内子座に来ていただいて伝統芸能を見せてもらったり、からりでは宜野座村の物産フェアをやったりと、そのような交流を積み重ねてまいりました。今年は、宜野座村にお伺いをして、内子町の伝統芸能を披露しようと、立川の三島神社の神楽団を派遣しました。宜野座村の人たちは本当に歓迎をしてくださいました。神楽は沖縄にはないようで、「初めて見せていただいた。また来年も来てくださいね」と声を掛けていただきました。文化交流というものが単なる交流ではなくて、人と人とを結びつけていく、そして未来をも開いていくものだと痛切に感じました。地域の皆さんも、村長を先頭にして温かく迎えていただいたことに心から感謝をしたいと思います。内子町にはスキー場があります。冬になったらぜひ、子どもたちを連れて滑りに来てくださいと村長に申し上げました。お互いに交流し合うということは、どういう形であろうととても大切なことです。人間と人間が結びついて、そこに文化が重なることによって新しい価値を持った文化が芽生えてくるということがとても大切なのではないかと思いました。

 そしてもう一つ、宜野座村だけではなく、東京でも大阪でも那覇でもそうですが、非常に外国のお客様が増えています。皆さんも感じていることだろうと思います。外国人観光客数はすでに1,300万人を越えているのではないでしょうか。中国の皆さんが日本へ来られてたくさん買い物をするということもあり、それがある面で日本の経済を少し支えているということもあると思います。そういうことも含めながら、世界から大勢のお客様を迎えるベース作りを日本は真剣に考えないといけないと感じました。那覇でも感じましたが、全て韓国語、中国語、英語のパンフレットが備えてありますし、それなりに対応できる人的なインフラも整備されておりました。しかし、全体的にホテルや、移動するためのバスが足りません。これは東京でもそうですし大阪でもそうです。そういうものが今非常に不足している状況です。しかし、すぐに対応できる話ではありません。長い戦略を立ててコンスタントに対応していくというシステムを考えなおさないと、オリンピックまでには間に合わないなという感じがしました。一方で、内子町はどうでしょうか。なんとなく外国の方が増えているなという感じはしています。からりにも、中国、香港の皆さんが来られてます。このような状況にどのように対応していくのかを考えないといけない時代に入ったと思います。

 日本の人口は今1億2千万人くらいで、だんだんと減ってきています。2040年頃には約9,000万人になると言われています。内子町も国が発表している統計では、2040年には約9,000人から1万人になると言われています。確かに人口は減るかもしれません。これは大きな歴史の波みたいなもので、人々の生活なり価値観が一定の所までいくと下がってくるということがあるようです。しかし、人口が減るということは国内市場が縮小していくということです。今までのような右肩上がりの経済成長というのはもしかしたら難しいかもしれない。そうすると私たちはどこに目を向けなければいけないか。私はアジアだと思います。今地球の人口は約72億人くらいです。これが2040年になると90億人くらいになるだろうということです。特にアジアの中では人口増が著しいです。中国は、一人っ子政策をやめました。インドもインドネシアもものすごい勢いで人口が増えています。特に注目しておかなければならないのは、そういう国々はその国の平均年齢が非常に若いということです。ベトナムやフィリピンでは平均年齢が24~25歳くらいだったと思います。日本や韓国は約46歳です。若い人たちはまだまだ伸びしろがあります。ですから、そういう所をしっかりとみておかなければならない。

 それからもう一つは、国の豊かさを示す国民1人あたりのGDPです。日本は、もうアジアのトップではありません。1位はシンガポールで約5.8万ドルです。次が香港で約4万ドル。3位がブルネイ。日本は約3.6万ドルで4位です。その次に韓国、台湾が続いています。そういう意味で、豊かさとこれから人口が増えていくであろう国そのものが若い、こういう所を私たちはしっかりとみて、どういうふうに対応していくのかを考えないといけないと思います。小さな内子町は関係ないと思われるかもしれませんが、とんでもない話です。もうそんな時代ではありません。非常にグローバルな視点を持って、この町の将来を考えないといけない時代に突入していると思います。内子町は、ぶどう、柿、梨が非常にいいものが採れます。TPPで関税がゼロになった国がたくさんあります。ある面では日本の農産物が輸出しやすいようになりました。どういうふうに売り込んでいくのかがポイントになってくると思います。そういう意味で地域の皆さんとタッグを組みながら、横に連携を取りながら、アジアの新興国にも目を配りながら、しっかりとまちづくりをしなければなりません。非常に難しい時代に突入したということです。そういう意味で、私たちの役割はとても大切です。歴史や伝統や文化、いわゆる文化力というのはとても大事ですけれども、それをどういうふうに磨いていくのか、そしてそれらをベースにしながら経済力をどうつけていくのかはとても大事です。そのためにもグローバルな視点というのは忘れないように、まちづくりをしていかなければならないと思います。これからもどうぞ皆さんの力を思う存分発揮してください。