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平成26年6月 町長あいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年6月2日更新

6月2日 町長あいさつ

稲本町長

ここ何日か暑い日が続いていますが、皆様方の体調はいかがでしょうか。

先日、ぶどう農家の方に聞いた話ですが、今年は農作物の生長が早いようですね。例年行っている作業が一気に来て大変な様子でした。色々な意味でリズムが崩れているなと感じています。

 先般、全国町村会に参加しました。我が国は、これまで東京一極集中で国が形成されてきた経緯があります。集団就職で大勢の地方の若者が東京・大阪へ働きに出て、日本の高度経済成長を支えてきました。そのために東京は、人口が密集し、地価が上昇し、公害も発生するなど、色々なマイナス要因も出てきましたが、日本全体を牽引してきたことは紛れもない事実であります。

そのような状況の中で、国は、道州制を導入したいと言っています。今国会での法案提出はどうやらクエスチョンのようですが、町村会としては絶対反対、断固阻止する考えです。国が言う道州制というものは、「県を廃止して州にしましょう。つまり国の権限を州に移しましょう。そして、県が持っている事務を市町村に降ろしましょう」という考え方です。ところが町村は、平成の大合併以来、苦しい思いで人件費を削減するなど色々なことをスリム化させ、シビアに行政運営をやってきました。県の事務が降りてきても実際に運用することは無理です。「それができなければ合併をしろ」と強いていることがまさに透けて見えます。そんなことは冗談じゃないというのが私たちの主張であり、絶対に阻止をしないといけないと思っています。

 先般、日本創成会議からショッキングな数字が発表されました。全国940ある町村の大半が消滅するであろうという予測で、2040年における20歳から39歳までの若い女性の予想数値が出ていましたが、我々はこれを警鐘として受け止めなくてはなりません。では、我々は何をすべきなのか。

いま内子町では、色々なアイデアを出して、次の10年をにらんだ総合計画を作っています。その中で、結婚や出産、育児において支援できることをやっていこうとしています。しかし、ただ単に人口を維持し増やしていくだけではなく、雇用をどう生み出すか、新しい産業をどう興すか、この町がどう稼ぐのかという仕組みも一緒に考えていかなければうまくいかないと思っています。人口を維持し、伸ばしていくことは容易なことではありませんが、決してあきらめることはできません。総合的に考え、色々なことに挑戦し、外にない内子の歴史や文化を磨き発信していくことも大事であると考えています。

 先日松山で「内子頑張る人会」が開かれ、私も出席しました。会長には、済生会松山病院の院長さんに就任して頂きました。内子出身や、内子を愛する皆さん方約50人にお集まりをいただいて、それぞれの仕事を通じて内子のために何ができるのか、何をしたらいいのだろうかと食事をしながら話し合いました。初めて参加しましたがとても意義深い良い会です。故郷を、愛する地を内子にもつ方々が、何らかの形で内子町を応援しようと考えて頂いています。このような人的ネットワークはとても大事だと思っており、来年は、もっと色々な方々にも出席して頂いて交流を図ってほしいと考えています。

 また、北海道ニセコ町で開催された環境自治体会議に参加し、シンポジウムでは全国の皆さんの前で事例発表をさせて頂きました。そして、これまでのLAS-Eの取組が高く評価され、内子町が「キラリ賞」を受賞しました。また、NPOサン・ラブも「ヒカリ賞」を受賞しました。一つのことを継続していくことは難しいことですが、役場職員がそれぞれの職場で、自治会も巻き込んで取り組んだことが評価され、非常に嬉しく思っています。こういうことを大事にしながら、さらに取組を広めていきたいと思います。

 これからも色々な場所で内子の存在感をアピールし、また広めていかなくてはならないと考えています。内子に行ってみたい。チャンスがあれば内子に住んでみたい。内子で結婚し子どもを育てたい。内子で余生を送りたい。そう思って頂ける内子町を、皆さんと一緒につくっていかなくてはならないと思います。