本文
日頃は、内子町の水道事業に深いご理解とご尽力をいただきまして誠にありがとうございます。
さて、合併から4年が経過した現在、皆様のおかげをもちまして当町の水道事業も安定して安心・安全な給水及び健全な経営が実現しております。この度、厚生労働省の「水道ビジョン」2004
年策定を受けて、当水道事業におきましても今後の経営計画を練り、標記のとおり、「地域水道ビジョン」として、この度策定いたしました。
つきましては、ご一読いただき、今後のよりよい内子町の水道事業へお力添えをいただきますよう、何卒ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
2004年6月1日、厚生労働省において、水道に関わる全ての人々の間での水道の将来についての共通認識形成を目指した「水道ビジョン」が策定されました。この水道ビジョンは「世界のトップランナーを目指してチャレンジし続ける水道」を基本理念とし、わが国の水道の現状と将来見通しを分析・評価し、水道のあるべき将来像について全ての水道関係者が共通目標を持って、その実現のための具体的な施策や工程が明示されています。
わが国の水道は、国民の大部分が利用できるまでに普及していますが、今後、施設の老朽化に伴い大規模な更新が必要になると予想される中で、各水道事業及び水道用水供給事業(以下、「水道事業等」という。)においては、安全・快適な水の供給の確保や、災害時にも安定的な給水を行うための施設水準の向上等に向けた取り組みが求められるとともに、その基礎となる運営基盤の強化や技術力の確保等が必要とされています。このため、これらの課題に適切に対処していくためには、各水道事業者等が自らの事業を取り巻く環境を総合的に分析したうえで、経営戦略、いわゆる「地域水道ビジョン」を策定し、それを計画的に実行していくことが求められています。